歴歩

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岡山市・造山古墳 前方後円墳の後円部西側に大量の葺石

2018年11月10日 | Weblog
 岡山市教委が発掘調査を進める前方後円墳・造山古墳(同市北区新庄下)で7日までに、後円部西側の試掘溝で墳丘を覆う大量の葺石が出土したことがわかった。墳丘の斜面全体に葺かれていた築造当初の状況を保っているとみられる。試掘溝からは複数の埴輪片も出土した。
[参考: 山陽新聞]

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 岡山市・造山古墳


造山古墳の後円部に大量の葺石
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岡山市・造山古墳 前方部墳端部から葺石が出土

2016年11月24日 | Weblog
 岡山市教委が行っている国史跡・造山古墳(前方後円墳、岡山市北区新庄下)で前方部の墳端とみられる葺石の一部が出土した。墳丘本体で発掘による遺構の確認は初めて。
 葺石は、地山を削って造成した斜面の裾に、直径20~50cmの花崗岩の角礫(かくれき)が隙間なく葺かれていた。葺石は墳丘全面を覆っていたとみられる。
[参考:山陽新聞]

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 岡山市・造山古墳

造山古墳から墳端部の葺石出土
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岡山市・造山古墳 石棺に線刻が認められ装飾古墳の一つに

2012年09月08日 | Weblog
 岡山市北区の造山(つくりやま)古墳(全長350mの前方後円墳、5世紀)で、墳丘上にある石棺に線刻があったことが文化庁によって認められ、装飾古墳の一つに含まれることになった。 装飾古墳としては国内最大となる。
 石棺は、長さ約1・5m、幅約80cmの蓋の破片に、長さ5~15cm、深さ1~2mm、間隔約1cmの平行な線などがあることが確認されていた。 線刻は風化が激しく、何が描かれていたのか復元するのは困難という。
[参考:読売新聞]

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 造山古墳




キーワード: 岡山市・造山古墳

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岡山市・造山古墳 盾形周濠が全周に渡っていたことを確認

2011年03月20日 | Weblog
 岡山大考古学研究室は17日、岡山市北区新庄下の造山(つくりやま)古墳(墳長350mの前方後円墳、5世紀前半)の第3次発掘調査で、前年度に後円部東側と前方部南側の2カ所から周濠が初めて確認されていたのに引き続いて、前方部東側から周濠跡を新たに確認したと発表した。 人工的に掘りくぼめた濠跡が出土し、現存する深さは約40cmで、推定幅は約30mになるという。 近畿地方の大王墓と同じ「盾形」だったことも判明した。
 19日午後1時から同4時まで、現地説明会が開かれ、約200人が参加した。
[参考:岡山日日新聞、山陽新聞、岡山大学文学部考古学研究室HP→造山古墳第3次発掘調査速報]

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 2010.3.17 造山古墳 周濠を確認 ミサンザイ古墳(堺市)と似た築造方法だった
 2009.3.22 造山古墳 ミサンザイ古墳より築造時期が古い可能性も




キーワード: 岡山市・造山古墳
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岡山市・造山古墳 周濠を確認 ミサンザイ古墳(堺市)と似た築造方法だった

2010年03月17日 | Weblog
 岡山大は17日、全国第4位の規模を持つ造山古墳(岡山市北区、5世紀前半、全長約350m)を発掘調査中の岡山大学新納教授の研究チームにより周濠の存在がほぼ確実となり、天皇陵と比べても遜色のない古墳であることがわかったと発表した。前方部の南側と、後円部の東側を発掘し、いずれも粘土状の黒土が堆積した周濠を確認した。
 古墳の後円部東側の20mほどはなれた水田を発掘し、土の層の重なり具合を調査した結果、周濠の存在がほぼ確実となった。また、水田の畦道となっているところが、濠を形作る堤の名残とみられ、堤(高さ約0・35m、幅約8m)の存在も確認された。築造時はもっと高かったと考えられるという。墳丘と堤との距離から周濠の幅は約20mあったと推測。また、後円部と前方部では標高差が3・7mと大きいため、周濠の途中で段差があったとみられる。前方部の周濠の幅は26.5mとみられる。
 岡山県を中心とした吉備地方は弥生時代から古墳時代にかけて、独自性を持った地域勢力があったといわれ、日本書紀にも吉備勢力の反乱伝承がある。
 同古墳と同じ時期に造られたとされる堺市の上石津ミサンザイ古墳(履中天皇陵、墳長360m)など、畿内の天皇陵とよく似た築造方法だったことになり、造山古墳の被葬者が畿内と同盟関係にあった大首長だった可能性が高まったとする。
 現地説明会は20日午後1時から開かれる。
[参考:共同通信、読売新聞、産経新聞、RSK山陽放送、毎日放送]

岡山の造山古墳、畿内と同盟関係の大首長?(読売新聞) - goo ニュース

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 2009.3.22 造山古墳 ミサンザイ古墳より築造時期が古い可能性も



キーワード: 岡山市・造山古墳

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岡山市・造山古墳 ミサンザイ古墳より築造時期が古い可能性も

2009年03月22日 | Weblog
 3月21日の現地説明会には、「岡山県内外から約400人が訪れ古代ロマンに思いをはせた」と報道がありました。
[参考:産経新聞]

3月20、21日掲載分
 造山古墳(同市新庄下)を調査している岡山大新納(にいろ)教授(考古学)は19日記者会見し、今月1日から始めた発掘調査での成果を発表した。
 3年計画の初年度で、今回は前方部西側、後円部北側を発掘した。
 後円部では地表から1・75m下で人手が入っていない地山を確認し、古墳の長さは、従来の最大360mとの推定からやや小さく350mとほぼ確定した。
 全長約360mで全国3番目の大きさの上石津ミサンザイ古墳(5世紀前半、堺市)と比べ、前方部が未発達である可能性があり、また墳丘斜面の角度との関係から、築造時期がより古い可能性があるとの見解を示した。造山古墳がより古ければ、吉備地方に一時期、全国で最大規模の前方後円墳があったことになる。
 埋葬された人物の権力を知る手がかりとなる周濠の有無は確認できていない。
 両調査地点からは、5世紀前半の円筒埴輪などの破片約500点が出土。多くは中世の層から見つかった。
 現地説明会は21日午前10時~午後4時。問合せは岡山大吉備文化共同利用施設。
[参考:3/20、3/1 読売新聞、毎日新聞、岡山大学HP]



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