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ISPS Handa cup Philanthropy senior tournament 2015 これこそ、トーナメントの極意

2015-11-21 | 危うい日本のゴルフの世界

ISPS Handa cup philanthropy senior Tournament 2015 

11月19日、成田ヒルズにて、HANDA シニアシリーズ、PGAの33戦目が開始された。19日は、選抜された世界の名選手たちと社会貢献の顕著なアマチュアと18ホール、べスト方式のチーム戦がにぎにぎしく開催された。前日夜まで、大雨が、うそのように晴れ、お日様が顔を出す。

会場は、8時に全員集合、八代英太さん掛け声で、開幕宣言。デキシ―ランドの懐かしいメロデイが会場狭しと雄大に流れる。世界からいつも駆けつける名選手たちと出場選手が、紹介される。かのサムトーランス、おなじみのテリーゲール、ウエインスミス、ポールウエイセリン、など強豪の参加である。半田晴久氏の号令のもと、33戦を迎えるシニアトーナメントは、幸せと喜びと感動の嵐のかつて、日本には、存在しきれなかったオープンな興業である。健常者以外のプレヤーも出場し、ゲームを盛り上げる。全盲の選手が、99ストロークでホールアウトするなどゴルフの深さを見せつけられる大会でもあった。

表彰式を兼ねた晩さん会は、素晴らしい全員着席、喜びにあふれたプロとアマチュアが、歓談の中に埋もれる。この大会の真骨頂でもある。

大会会長の半田晴久さんのパーテイ開始の見事な話術のあいさつが、参加者の感動を呼ぶ。選手を代表して、テリーゲールが乾杯のあいさつ、いかにも国際試合ならずば、ありえないことだ。半田さんは、記者がもっとも畏敬する人であり、別の新聞で、半田さんは、三浦雄一郎と並んで、日本が生んだ巨人であると書いた。巨人は、自然である。偉ぶらない。偉人でありながら、まことに普通人である。人を機嫌よくする天才である。ゆえに、記者は、感涙の空間に新鮮さを呼び起こすのだ。まさにアラバマの牧師ウルマンの青春の譜、そのものである。

半田さんの理想は、永続的で限りなく広大である。スポーツの世界、絵画の世界、能楽の世界、オペラの世界、多加なる芸術を惜しみなく披露する。これら理想の中に、心の奥底に、人間の平和が読み取れる。だから、感動の波動がどこまでも、さらに大きくなって、友愛で人を包み込むのだ。この人に会って、幸せにならない人は、いないだろう。だから、記者は、勝手に、半田さんは、幸福の生産者だと位置づけている。表彰式を盛り上げる特別の歌は、半田さんは、(ダニーボーイ)を選んだ。その響きは、とても、情緒はあふれ、胸を打ち、涙を誘った。それは、妻や子や友人を亡くしたパリの悲劇を思い出すに十分だったからだ。

ISPSに続いて、日本のトーナメントもこのように感動の嵐を巻き起こして、社会貢献に尽力していけば、限りない成功がや約束されよう。

 

 

オペラ歌手として、定評の高い半田さんは、熱唱で、参加者を興奮のるつぼに導く、そのサーヴィス精神は、誰も及ばない。


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