本日は冬至です。クリスマスまであと3日、お正月まではあと10日というところです。街にはクリスマスのイルミネーションが輝いております。実を言えば、冬至もクリスマスもお正月も、実はみ~んな同じ「新年」を迎える行事だったって知ってました?
昔は「なんでこの時期にいろんな行事が集中してるんだろう?」って不思議に思ってたもんですが、当たり前の話だったんですよね。なにせみんな同じものだったんだから(^^)
もともとは一年で一番日の短い冬至を以って新年の第一日と考えたのが事の起こりのようです。その日を祝う行事が時を重ねる事でズレを生じ来て、ある地域では現在の1月1日を、ある地域では12月25日をそしてある地域では12月22日を一年の起点として祝ったわけです。なんでクリスマスが?って思われるかもしれません。今ではキリストの誕生日と言うのが通説になっていますが、実はキリストの誕生は冬場ではなく夏場なのだそうです。それは聖書を読めば明らかで、イエスが厩で生まれたと言う逸話が何よりの証拠なのだとか。イエスの生まれた地域はその当時も今と変らず冬の寒さが厳しく、その季節には馬を放牧から連れ戻して厩に入れてあるんだそうです。従ってもし冬場なら、イエスの両親が厩に宿を取るということは不可能。またそもそもそのような季節に旅をする事も出来ないというわけです。従ってイエスが厩で生まれたのは馬達が放牧されている夏場以外には考えられないというのが歴史の考証なのだとか。では何故12月25日がクリスマスと呼ばれ、イエスの誕生日とされたかというと、これはドルイド教徒やゲルマンの土着の信仰に基づく「新年のまつり」があまりに根強く残っていたいたため、布教の妨げになると考えた宣教師達が、強引にこの日を祝うのは新年の祭ではなくイエスの誕生日なのだということにして、それまでの「聖なる樫の樹」を「樅の樹」に取り替えて祝うようにした事から。教祖様も自分の誕生日を強引に変更されて大変だったりするわけです(^^)
でまあ、1月1日は単純に日がズレただけなんだと思いますが、驚くのがマヤの人々の暦でありまして、正確にこの冬至の日が一年の最初とされておるわけでございます。金星の運行を基に作ったという天文的知識が正確な暦をもたらしたわけで、これは驚嘆すべき事かと思います。で、この日彼らがやっていたことはというと、元気をなくした太陽に人間の生贄をささげて元気になってもらおうというお祭りでありました。この日のために流されるのは貴族の若者の高貴な血でありまして、それは「花の戦争」とよばれる戦闘で敗れた側の捕虜が捧げられたんだそうであります。知識の割にやっていたことはとんでもないですな(^^) ちなみにマヤの暦が2012年の12月22日で終わっているからこの日で地球がほろぶなんてことを言っている人がいるようですが、僕としては単に余白がなくなったので「切りもいいし、もうこの辺でやめとこか?」ということで記入をしなかっただけというふうに思うんでありますが、いかがでしょうか(^^ゞ
閑話休題。
で、そのクリスマスに向けてかなんでかは知りませんが、大阪の街の中でもイルミネーションが輝いております。単純にきれいなので立ち寄って観たりしたわけであります。自転車通勤だとこう言う寄り道が出来るのが良いのよと、単純にそれだけが言いたかったわけですが・・・。前振りが長過ぎました事を深く深くお詫び申しあげますm(__)m