AS2、加茂ラメールを出るとやはり去年とは少し違うルートが待っていました。どこがどう違うのか、去年のルートをよく覚えていないのでなんとも言えませんが、奥山には登ったので、そこへ行く途中のルートが変わったということなんでしょう。ASCのカメラマンさんが撮影に来られていました。
このAS2直後の辺りを走っていると、それまで陰っていた日が差して来ました。体感気温が一挙に上がって来ます。出雲路ワンデイランは地元の皆さんの声援が温かいのが有名ですが、子ども達も一生懸命「ガンバレぇ~っ!」って声援してくれます(^^) 「ありがと~、(頑張らないけど)がんばるよぉ~」
AS2を出発して約20分、そろそろ道は本格的な山岳地帯に差しかかりました。ここからはじっくり我慢の走行が続きます。
昨年までだと大体中盤にかかるこの頃から一人旅になる事が多かったのですが、今年は視界のどこかに参走者の姿がありました。参加者が増えてルート上のサイクリストの密度が上がったせいでしょうか。なんにしても一緒に走っている人がいるという事が目で確認できるというのは安心感があって心強いです。ま、それが自分を追い抜いていく人ばかりだとしてもね(^^)
今年の最高地点奥山を越えていきますが、去年走った道だからか、バイクが変わったせいか、あるいは脚を温存する作戦が功を奏したのか、何にしても今年はダンシング一つすることなく越える事が出来ました(^^) 快適なダウンヒルを終えて登り返し。道がどんどん細くなっていきます。緑の奇麗な山間の道、渓流を遡上するようにルートが伸びています。進行方向右手からはせせらぎの音が絶えず耳に入ります。去年も通った採石場の横を通り過ぎました。そう言えば去年この下のほうの集落の中で、サワガニがハサミを振り立てていた事を思い出しました。「あんなのを踏んづけたら即パンクするよなぁ~」ってその時の同走者と話したのを思い出しました。今年は蟹さんいないだろうねぇ(^^) ところどころ湧き水が道を濡らしている箇所に差しかかっては、確認しながら走り続けます。
更に登ると、夏の名残の蝉の声が。名残というよりまだ盛りという感じ(^^) 今年は本当に暑いです。山岳地帯の最終盤に今年初めて登場した民家の方の協力による給水ポイントが現れました。地下水の豊富なこの地方では飲料水を井戸で調達されているところも多く、そうした農家の方のご好意で水を自由にくませて頂きました。自販機もほとんどない区間なので、これは本当に助かりました(^^)
給水ポイントを過ぎてしばらくはゆるやかなアップダウンが続く山間コース。折からの日差しもあって、参走者同士でかわす言葉も「暑いですねぇ~」・・・(;^^) いや本当。ようやく登り返しのピークを越えたので、日陰で小休止します。とにかく水がいくらあっても足りないのと、塩分の補給をしようと昨日買い込んだ「干し梅」を食します。休憩している間にもどんどん参走者が僕の横を通り過ぎていきます。
小休止を終えてリスタート。ここからが最大斜度7%の下り(^^) 下り大好き人間にはたまらん区間ですなぁ(^○^)
楽しい下りはすぐにお終い。昨年までのASだった熊野大社を過ぎ、AS3を目指します。AS3サテライト山陰には12時47分着。ここでまたまた実走取材のカメラマンさんに出会いました。う~ん、この人たちどんだけ速いねん!
追加映像:http://www.youtube.com/watch?v=LY_LhmAs21Q