シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

『自転車依存症』を読む(^^)

2009-01-30 08:40:12 | Weblog
 昨日のこと、時間調整で紀伊国屋で立ち読みでもと思って手のとったのがこの『自転車依存症』という本でありました。パラパラと読んでいるうちに、とても面白くなってしまい、結局購入してしまいました。軽妙なタッチで描き出される自転車の魅力。なおかつ自分でも思い当たるフシのある依存症状の数々。知らず知らずのうちに何度頷いていただろうかと、自分でも呆れそうになるくらい、この本で書かれていることに同意してしまっていたのであります。
 いやぁ~、まだほんのさわりの部分を読んでるだけですけどこの本は面白いです。自分は自転車人であると思っておられる皆さんなら、一度は絶対に読んでみられることをお薦めしたいと思うのであります。じゃあ、また続きを読みますんで今日はこの辺で(^^)

風の名前

2009-01-29 08:48:50 | Weblog
 アラスカに住むイヌイットの人々の言葉には20種類以上の「雪」を表す言葉があるそうです。日本人の感覚だと「粉雪」とか「ぼたん雪」とか「淡雪」とか、まぁ三種類位ですかねぇ。雪の状態が生活に密接に関って来るような文化圏だと20種類以上必要なのかもしれませんね。
 ところで、自転車乗りにとって一番気になる気象現象というと「風」であります。もう誰に聞いてもこれだろうと思うのです。すると自転車乗りにとってもイヌイットの人たちの雪の場合と同様に、風をいろんな言葉で呼び分けるような文化が芽生えるんでありましょうか?というのが本日のお題であります。
 みなさんはどんな風に「風」を分けてますか?気象庁の分類だと強さと風向きだけですかねぇ~?それだけではあまりにも味気ない気がしませんか?
 自転車乗りならきっとみんな大好きな「追い風」(^O^) でもみなさん背中に風を感じることってあんまり無いんじゃありませんか?追い風の時だって前から風を感じることの方が多いんじゃないでしょうか。平地を走っていてふと気がつくと時速が40㌔近くになっていて、「あ、楽に走れてるわ。追い風じゃん!」とか、道路脇の幟旗が進行方向にはためいているのを見て風向きを知ったりとか、そんな感じ方が多いんじゃないかと思うのですよ。じゃあ、そんな時に前から吹いて来ているように感じる風のことをなんて呼びましょうか?今日はそんな風に名前をつけてあげようと思うのですな。
 
 まず、追い風なのに前から吹いて来てるように感じる風のこと。これは「越風(こしかぜ)」と名づけてはどうでしょうか。追い風を追い越しているから感じる風なのでそう名づけてみました。(^O^)/

 同じように無風なのに感じる風は「脚風(あしかぜ)」。「壁風」だと思ったひと~。それじゃ面白くないでしょ。自分の脚で感じる風だから「脚風」(^^)

 峠をふーふー言いながら登っている時に背中を推してくれるような風。「推し風」じゃまんまなので、「援の風(えんのかぜ)」(^。^)

 一方向からでなくあちこち向きを変えて吹きつけて来る風。「戯れ風(ざれかぜ)」。風の精がまとわり付いて遊びたがっていそうな感じを表現しました。更にそいつの強烈な奴は「侭風(ままかぜ)」。わがままだから。(・o・)

 夏場に横からそっと吹いて来る風は「撫で風(なでかぜ)」。涼しくて気持ちいいですよこの風は。一方、冬場に横からハンドルを奪い取りに来るような強風は「撲り風(はりかぜ)」。撲られたような感じで危険です(x_x)

 皆さんからも「こんな風にはこんな名前」ってのがありましたらお知らせください。自転車乗りの風の文化を模索してみたいと思います。

 

日曜日はっ、・・・

2009-01-28 08:54:49 | Weblog
 25日、日曜日。寒くっても須磨まで行くんだぁ~、と前日までは張り切っておりましたですよ。しかし、当日10時ごろ「さあ出かけるぞ~」とおもてに出て走り出すとみぞれが降り始めました。こりゃあダメだわ。晴れていれば走りました。雪でもきっと走った事でしょう。しかし、「霙」はいけません。中途半端な気温のおかげで風邪をひいてしまうのは目に見えております。従って本日のサイクリングは中止とするのが英断と言うものですな。
 代わりに今日はルイガノ君のメンテナンスをしましょう(^^) 昨日買って来たメンテナンススタンド(どうやら名称はBikeHandと言うらしい)を使ってお掃除です(^^)フレームもディレイラーも、ホイールを外して隅から隅まできれいにしよ~っと。 と、フロントブレーキのシューがツラ面になっているのを見つけてしまいました。こりゃ交換しないとね。そこで自分で外せるかどうか試してみることに。まずピンを抜いて、押し出すようにっと・・・・。ぬ、抜けません。こりゃ手にあわんわ。
 さっさと諦めていつものショップへお持ち込み。流石に店員さんも素手では無理だったようで、マイナスドライバーをあてがってプラスチックハンマーでコンコンしてる。おおおっ、こうやって抜くんだ~(゜o゜)
 手早い技で交換終了!んでも折角ショップに来たんだし、またいろいろ聞いてみることにしました。
 まずシクロクロスのホイールの件。実はロード用のホイールを使うことができるんだそうです。700C×35ってサイズのタイヤでも入るものがあるんだそうです。ちなみに今ルイガノ君が履いてるホイールは幅が太めでブレーキとのクリアランスが狭いのと、横剛性が弱い様なのでマヴィックの太めのホイールの方が良いらしいです。なるほど~、流石にプロだ!知識も豊富です(^O^)
 シクロクロス用にリムだけ取り寄せて組むことも可能だということですが、完組ホイールでも使えるものはいろいろあるし、その方が安いしハブもいいからとお奨め頂きましたですよ。今度取り寄せることにしよう(^^)

 ところでマヴィックといえば、発注しているバイクに履かせる予定のマヴィックR-Sysに自主回収がかかってしまったそうです。前輪の方ですが、中空カーボンスポークが何かの拍子に全数破損するという事象が海の向こうで発生したということです。既にマヴィックR-Sysを御使用中の皆さんは、至急プロショップへご連絡ください。


バイクの価格のお話し(・o・)

2009-01-27 09:24:28 | Weblog
 サイクルスポーツ2月号が、「ロードバイク大図鑑」という特集を掲載していました。職場の休み時間にこれを眺めて高級ロードバイクの価格を話題にしたところ、同僚の一人が「自転車1台の価格として194万円はおかしい」と言うんであります。彼の論旨は次のようなものです。曰く「1台20万円以下の自転車と1台140万円の自転車を同じメーカーが作っているなら、それぞれの商品を差別化するために何らかの違いを作らなくてはならないはず。自転車ごときでそのような目に見える違いが作れるワケはない。従って、高額な自転車は高額だというだけで買い求める人種に対して供給されているのに過ぎないのではないか」。ま、彼の発言は要約すれば「高額バイクは虚栄のためのバイクだ」ということになるわけです。

 「スポーツバイクに乗ったことも無い奴に何が分かる!」
 とまぁ、ちょっと前までの僕なら一喝していた所かもしれませんが、最近はそういう反応はしなくなりました(^^) 歳をとったから丸くなったとか言うんじゃなくて、スポーツ自転車を知らない人からの偏見や誤解というものに馴らされて来たという事なんだろうと思います。それと自分自身についても「はまったなぁ」という自覚もあるわけですよ。

 自転車で100㌔はおろか、60㌔を走るということですら、スポーツバイクの経験のない人達はいかにも非常識な行為のように思っているということは皆さんも経験されているところでしょう。我々のような自転車人にとっては、60㌔というと「ちょっとものたりないなぁ」ぐらいの距離だったりしますが、そういう距離感覚というものは確かに私たちと非自転車人(つまり一般人)との間ではかなり違うものだということを認識しなくてはならないわけです。同様に、自分自身の自転車へのこだわりという物が、いかにも非自転車人からみれば異様なものに見えているのだろうということもまた然りであります。
 ましてや、自転車1台に100万円を越える金額をつぎ込むという行為は、一般人からすればどうしようもなく理解不能な行為に見えるのだろうということも予測の範囲内です。ま、それを買う当人にしてみれば自分の趣味を極める上で「この自転車こそ」という思い入れがあればこそ「えいやっ」と大枚はたけるわけで、そういう行為をするお方というのはいかにも「はまってる人だなぁ」と思わないでもありません。あるいは僕たち自転車人としては高級バイクを買われた方を「己が道を極められた方」として認識するのが作法であろうかと思ったりするのであります。

 自転車人である自分にとっては何の不思議もない正当な理由で選択した買い物であっても、一般人の同僚からみると「虚栄のための無駄遣い」と映るのもまた無理からぬことなんでありましょう。なので僕が「お高い自転車を買った」ということは、職場の同僚たちには言わないことにしておきます。ど~せ一般人の同僚には高級バイクと入門バイクの違いなんて分かるわけないので、「石田さんは新しい自転車を買って嬉しそうですね」ぐらいのことでさらりと流れる話題にしておくべきでありましょう。
 ちなみに冒頭の194万円のバイクはデ・ローザのチタニオXSの事ですが、僕の選択肢からは「ホリゾンタルでない」という理由で外れた高級バイクであります。ホリゾンタルだったら買ってたかも知れない(;^^)


メンテナンス

2009-01-26 08:43:39 | Weblog
 土曜日はお買い物して来ました(^^) じゃ~んっ!メンテナンススタンドです。以前からホイールを外さないと汚れたところに手が届かないなぁと思っていたわけですが、ホイールを外してしまうとディレイラーやシフトケーブルが曲がっちゃうんじゃないかと手をこまねいておりましたですよ。とは言えいつまでも放っておくわけにもいかないし、ここは一念発起というか奮発しちゃおうということで、ちょっとばかりお財布は軽くなっちゃうけど買ってきました。
 お家に持って帰って早速使用してみました。梱包を解いてみると、使用説明書も無いし保証書だってついてない。諭吉がとんでいったわりには不親切じゃないのコレ? とりあえずスタンドを立てないことには「仕事にならない」ので立てることにします。どうもV字型に脚が広がるようなのですが・・・しばし観察。どうやらクイックレリーズみたいなレバーを起こすとたががゆるんで動くらしい。おお、脚が開きました。開いたら当然レバーを締めないとスタントが倒れて来るんだろうな。
 ならばこのレバーはなんだろ。と本体中間辺りのレバーを開くと、これは本体を伸び縮みさせるためのレバーらしい。ま、これは適当な高さにバイクをもって来るための調整用ということで、とりあえず適当に伸ばして留めておきます。でも肝心のフレームを支持するアームが下を向いたままですよぉ。こちらにもレバーがあるけど、レバーを解除しても動かない。ふ~む・・・またまたしばし観察。フム、フム。ちょっとあちこちさわってみよう。どうやらピストルの引き金みたいなのがあります。コレをひくと動くんだな。ってことは二段構えか。引き金を引いて角度を変えて、レバーを締めて固定するわけだ。んじゃまそういうことで前を向かせてみましょう。最後に後ろのレバーのようなものは何かと思っていると、どうやらアームの左右角度を調整固定する物のようです。LSC-CCTはホリゾンタル、CAAD8はスローピングなので、トップチューブをアームでつかまえた時に車体を水平にするためにはこの機構を使うことでどちらも水平位置に固定できるわけだ。じゃあこの頭のクランクはアームを締めるためのもんですね。
 では早速CAAD8の洗車から始めましょうか。CAAD8を固定しまして、前輪後輪を外しましてお掃除開始(^O^)/  実を言うと、関西大王の「福めぐりラン」の時に洗車してなかったのです。雪道走ったからも~どろどろ(;^^)  大変なんですけど。お湯を汲みまして、雑巾を絞ってフレームを拭いていきます。ホイールを外してあるのでシートチューブとシートステーの間の三角とか、ボトムブラケットの後側とかにも手が届くので、より綺麗になりますなぁ。ブレーキシューも泥詰まりを取り除き、表面に軽くヤスリを掛けてより安全に停まれるようにします。あっちこっちきれいにして、ホイールも丁寧に磨きまして、思わぬすり傷を見付けてびっくりしたり。最後に組み直してチェーンのオイルを交換してメンテナンス終了(^^)
 これからはこのスタンドをフルに使ってお掃除するようにしましょう。