みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

カルロス・ゴーン

2018年11月20日 | 俳句日記


11月20日〔火〕曇りのち晴れ

この人がこんなことで⁉️
と思われた人は多かろう。

フランスのエリート校で工学博士を取得し、多言語を操り、ミシュランからルノーへいきなり副社長としてヘッドハンティングされ、多大な業績を
残し、世界の経営トップとして数えられる。

しかも、まだ64才である。
このまま辣腕を振るい続ければ、世界史に名を馳せる人物となるだろうに。
たかだか国内法の虚偽記載でルノーの株価まで下げるとは?

穿った見方で恐縮だが、今世界中がその渦中にあるグローバリズム対ナショナリズムの図式の中で
の出来事なのかも知れないと思えなくもない。
生い立ちから追いかけるとそんな匂いがする。

祖父は南米のゴム産業の雄、当然ミシュランと言うことになる。
30才で南米事業部のCOOとして業績を残し、更に36才で北米事業部のCOOからCEOとなる。

その後、42才で国営企業であったルノーに副社長
として招かれるのである。
ゴム→タイヤ→自動車の流れが出来ている。
ゴムは未だに重要な軍需物資だ。

タイヤの性能も軍事を左右する、特に航空機は。
自動車産業はその国の経済基盤である。
特に我が国に於いては。
何かが見えては来ないだろうか?

ゴムの生産地は、かつて植民地だった所ばかり。
従って、国際的にゴム利権には各国の歴史が深く関わってくる。
当然マフィアも暗躍する危険な領域だ。

更に言おう、マクロンの背景にはロスチャイルド家がいることは周知の事実。
日産とルノーの出資比率は15対44である。
三菱自動車に於いては話にならない。

とすれば、この問題の対応次第では日産も三菱も
フランス企業となってもおかしくない。
そんな時に突然表に出たカルロス問題。
これは明らかに外交マターである。

今夜は13夜の月が雲間に輝いている。

〈くにたみを 冴やかに照らせ 寒の月〉放浪子
季語・寒の月(冬)





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