日一日と日の出が早くなり、春めく日差
しが都市公園の芝生に充ち満ち出した。
若い二人が小型の犬と戯れ、
幼い姉弟がベンチで遊ぶ。
あらら、スマホを向けた途端、お姉ちゃ
んが恥ずかしがってお父さんの元に走り
去ってしまった。
噴水のあるモニュメントの石畳みの上で
二組みのカップルが、縄跳びのパフォー
マンスを練習している。
ダブルピップとか言っていた。
何と春に似つかわしい、たおやかで健全
な光景、長閑の極みである。
そこにあるのは、自由な魂が春の女神と
遊ぶ姿だ。
私も、後数時間で拘束から解放される。
心電図の電極からの、CVポートからの
自由である。
解放される瞬間は、明日の ブログでレポートします。
〈春めいて ふわり流れる 御霊哉〉放浪子
季語・春めく(春)
2月18日〔土〕晴れ
約50時間の束縛、携帯可能とはいえ3時
間毎のチェックは堪えた。
今夜はぐっすり眠れそうだ。
羽根が戻って来たら、思いっきり春と
遊ぶことにする。