みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

短日

2017年11月20日 | 俳句日記

冬至まであと一ヵ月、随分と日が短くな
って、下校する子雀達の声がしたのでベ
ランダに出てみたものの既に姿がない。

小学校の体育館には、まだ明かりが煌々
と灯り部活動の最中であるらしく、元気
な声が聞こえている。
現在午後5時半、東北は真っ暗なはずた。

考えてみれば、ついこないだまで、人は
太陽が出れば動き始め、太陽が沈むと動
きを止め休んだ。
ほの明かりの下で、明日の準備をした。

時計と言うものがなぜ発明されたのか、
集団生活を効率良く管理する必要が生じ
たからに他ならない。
時刻の概念は既にあった。

効率は誰のために必要だったのだろう。
人々のためか、為政者のためか、人間の
進歩のためか。
そもそも効率ってなんなの?

戦争には効率が必要だ。
商売にも効率が必要だ。
共通の目的を達成するためには、効率が
要求され管理が絶対要件となる。

ならば共通の目的とはなんだろう。
人間の幸せとはなんだろう。
1000年の時を越えて考え直さなければ
ならない時が来ている。

〈短日や 子雀達も 先急ぎ〉放浪子
季語・短日(冬)

11月20日〔月〕曇り のち 晴れ
すっかり冬の準備ができた。
これでどんな寒波が来ようとも
大丈夫だ。
でも、石油が止まったら、電気が
止まったら、忽ち生きてはいられ
なくなる。
だから政治って難しい。


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