’13-10-26投稿
gooニュース
東北に津波、最大40センチ=福島沖でM7超地震、震度4―原発異常なし

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-131026X424.html
「26日午前2時10分ごろ、福島県の沖合を震源とする地震があり、東北と関東で最大震度4の揺れを観測した。気象庁は同14分に福島県に津波注意報を出し、同50分に岩手、宮城、茨城各県と千葉県九十九里・外房に拡大。午前3時23分に岩手県久慈市、同38分に福島県相馬市でそれぞれ最大40センチの津波を観測した。
津波注意報は午前4時5分に解除された。気象庁によると、この地震は東日本大震災の巨大地震の余震。震源は牡鹿半島の東南東約290キロの深さ約10キロで、規模(マグニチュード=M)は7.1。
気象庁の土井恵治地震予知情報課長は記者会見し、「若干の海面変動が半日程度継続すると考えられ、海岸での作業は十分注意してほしい。今後もM7ぐらいの余震がまれに発生することがある」と述べた。
東京電力によると、福島第1、第2原発の放射能を測定するモニタリングポストの値に異常はない。福島第1原発で夜間作業をしていた作業員は、免震重要棟などのある高台に一時避難した。東北電力によると、管内の原発に異常はない。午前3時すぎ、女川原発の潮位計が最大55センチを観測した。
岩手県大船渡市では午前2時54分に第1波を観測し、最大20センチだった。宮城県石巻市は同30センチ。大船渡市などは沿岸部に一時避難勧告を出した。総務省消防庁によると、地震や津波による被害の報告はない。」という。
⇒10月5日の宮城県沖の小地震に引き続いて、万一、今後発生するかもしれない地震による大津波、加えて台風27号の接近による高波によって、福島原発の汚染水タンクの亀裂破壊による放射能漏洩の拡散が心配されます。
現状、M7クラスの中規模地震につき、大津波の心配はなさそうですが、今回の地震の震源深さが10kmであったことから、台風による高波ほどではないが、M7クラスでも微小津波が観測されたようです。
地震とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)の地震の大きさによれば、
マグニチュードと地震のエネルギー
地震が発するエネルギーの大きさをE(単位:ジュール)、マグニチュードをMとすると
- log10 E = 4.8 + 1.5 M
という関係がある。これは地震のエネルギーが1,000倍になるとマグニチュードが2増えることを意味する()。逆に、マグニチュードが1大きいとエネルギーは約32倍大きい(
)。また、マグニチュードで0.2の差はエネルギーでは約2倍の差となる(101.5×0.2 = 100.3 ≒ 1.995)・・・という。
参考関連投稿:
大津波を発生させた地震の規模と震源深さに係る記載(その1:今までの整理と今後の予定)(2013-10-13)
ロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏:これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな地震が発生する可能性がある。 / “破壊的な地震が日本で一年半以内に繰り返される可能性があるという。: The Voice of Russia” htn.to/qDfV7D
予言もあり、警戒が必要か?
関連投稿:
最近津波は発生していないが、M8前後以上で深さ約10kmでなければ大津波は発生しないのだろうか?(2013-10-08)
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東日本大震災の巨大津波は2カ所の別々の海域で発生した津波で巨大化したという。(2013-10-10)