空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Yusuf前大統領はイェメン,サナアにあって

2010-05-22 17:31:33 | ソマリア関係人名録
 前暫定政府大統領Abdullahi Yusuf Ahmedは現在,イェメン,サナアにあるが,彼はプントランドの内政に関与しようとしているのだという。

Garowe Online Somalia: Abdullahi Yusuf accused of 'political interference in Puntland' May 16, 2010 - 11:34:36 AM

 Garowe Onlineが信頼すべきソースという,イェメン発の情報源によれば,Yusuf氏は現政権に反対するべく「プントランドの民衆を扇動」しているのだという。

 また彼はプントランドの政治家や治安関係者とregular contactを維持しており,その目的は「プントランドを救済」するためとするとのこと。但し,何からかは明らかでない。

 彼は1998年に最初に民主的に選出されたプントランド大統領ではあった。2008年には,平和への妨げとして暫定政府大統領の座から追い出されるにいたったが。

 失職後,彼はイェメンに住んだ。国連が,ソマリアの政局に関与しないことを条件に避難場所をセッティングしたのである。もし上掲の情報が真実なら,亡命状態を許容する協定の違反となるわけだ。

 とはいえ,この病気に侵された(しばしば風邪[のように言われる状況]や移植した臓器のチェックのために国外に出てたんですよ)元大統領が,実際どのようにプントランドの不穏情勢を駆り立てようと行動しているのかは不明。プントランドの当局者も,少なくとも公的にこの件についてコメントもしてないとのこと。



 …あの元気な爺様がまた出てきたか,と驚いて記事を見ましたが,どうでしょう,これ,Garowe Onlineも半信半疑の感じじゃないですか? 強権手法のあのiron hand様が,もし元気でいれば―うーん。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大統領は首相解任を思いとどまる | トップ | 新紙幣は嫌われまくり »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関係人名録」カテゴリの最新記事