Mareeg Online Somalia: Selling of Human organs underway in Somaliland Feb 3, 2010
ハルゲイサ発。ソマリランド家庭問題相Faudmo Sudi Hassanが水曜(3日)言うには,ソマリランドで人体「部品」売買が行われている模様である!
ハルゲイサの記者会見で彼女は人体の緊要な臓器の売買への懸念を示す。幾人かが捕えられ,臓器を売却するためアジア方面へ運ばれているというのだ。
またソマリ人少女がシリアで人権侵害を―人道への,あるいはイスラムへの犯罪たるような―受けているとも。モガディシュで「盗まれた」幼児たちと,その臓器が他の人に移植されたという事件があったとされ,彼女はソマリランドの市民に人道上の危機について警告するのである。
まあその,『外からきた連中』への恐れの出まくった話かとも取れますが(臓器略奪の被害者がモガディシュの幼児だなんて―事実であっていっこう不思議でないが,いやこれソマリランドの新聞だよね)。
ところでなんでこんな記事をみつけたかっていいますと,Google UKでSomaliland,Japaneseで検索かけたんです。その物のついででMareeg Onlineを見たわけです。
でもこの件:
毎日新聞 ユニセフ大使:アグネス・チャンさん、ソマリアを視察 2010年2月18日 19時27分(最終更新 2月18日 22時37分)
がでてきませんでね。
写真がついてましたが,いや流石ハルゲイサです。町がきれいですねえ。いやだってさアナタ,ハルゲイサといえば,夜中に女性が知人男性とそぞろ歩きできるっくらいの平和安定っぷりを示せますからね:私設動物園のライオンさんが2:ソマリランド 2008-04-07
大臣さんのペットのライオン(※逃亡中)と出っ食わすあたりがアフリカクォリティですが。
ところで「無政府状態の続く東アフリカ・ソマリア北西部のハルゲイサを訪れた」だそうですが毎日さん,形容句のかかり具合に注意をしたほうが宜しいかと思います。この文章だと,「無政府状態の続く」が「ハルゲイサ」にかかっているとの誤解を生じかねません。つか,そう読むのが日本語として素直だと思います。
もちろん,意味上「ソマリア」にかかるわけですが…「東アフリカ・ソマリア北西部の」なる複合的表現の一部にだけかけるのは,構文上,無茶だと思います。
「ハルゲイサは「ソマリランド」と呼ばれる自治政府が実効支配する地域にあり」と直後にあるので,うん,文章の下手さ加減がうまく浮き出るものになっているかと。
でまあ,うん,いまさっきの検索からして,『にほんじんがきたよー!』な話にはあまりなってそうでなくて,むしろ『早急に食糧よこさんかこらー!』な感じだったり。
ハルゲイサ発。ソマリランド家庭問題相Faudmo Sudi Hassanが水曜(3日)言うには,ソマリランドで人体「部品」売買が行われている模様である!
ハルゲイサの記者会見で彼女は人体の緊要な臓器の売買への懸念を示す。幾人かが捕えられ,臓器を売却するためアジア方面へ運ばれているというのだ。
またソマリ人少女がシリアで人権侵害を―人道への,あるいはイスラムへの犯罪たるような―受けているとも。モガディシュで「盗まれた」幼児たちと,その臓器が他の人に移植されたという事件があったとされ,彼女はソマリランドの市民に人道上の危機について警告するのである。
まあその,『外からきた連中』への恐れの出まくった話かとも取れますが(臓器略奪の被害者がモガディシュの幼児だなんて―事実であっていっこう不思議でないが,いやこれソマリランドの新聞だよね)。
ところでなんでこんな記事をみつけたかっていいますと,Google UKでSomaliland,Japaneseで検索かけたんです。その物のついででMareeg Onlineを見たわけです。
でもこの件:
毎日新聞 ユニセフ大使:アグネス・チャンさん、ソマリアを視察 2010年2月18日 19時27分(最終更新 2月18日 22時37分)
がでてきませんでね。
写真がついてましたが,いや流石ハルゲイサです。町がきれいですねえ。いやだってさアナタ,ハルゲイサといえば,夜中に女性が知人男性とそぞろ歩きできるっくらいの平和安定っぷりを示せますからね:私設動物園のライオンさんが2:ソマリランド 2008-04-07
大臣さんのペットのライオン(※逃亡中)と出っ食わすあたりがアフリカクォリティですが。
ところで「無政府状態の続く東アフリカ・ソマリア北西部のハルゲイサを訪れた」だそうですが毎日さん,形容句のかかり具合に注意をしたほうが宜しいかと思います。この文章だと,「無政府状態の続く」が「ハルゲイサ」にかかっているとの誤解を生じかねません。つか,そう読むのが日本語として素直だと思います。
もちろん,意味上「ソマリア」にかかるわけですが…「東アフリカ・ソマリア北西部の」なる複合的表現の一部にだけかけるのは,構文上,無茶だと思います。
「ハルゲイサは「ソマリランド」と呼ばれる自治政府が実効支配する地域にあり」と直後にあるので,うん,文章の下手さ加減がうまく浮き出るものになっているかと。
でまあ,うん,いまさっきの検索からして,『にほんじんがきたよー!』な話にはあまりなってそうでなくて,むしろ『早急に食糧よこさんかこらー!』な感じだったり。
突然で申し訳ございません。
実はこのアグネス・チャンのソマリランド視察に関することで今ネット上でちょっとした問題(ちょっと…とは言えない?)が
浮上しております。
現在、日本ユニセフ協会がWEBで公開している今回の視察記事の冒頭に、このような記述があります。
『南部と異なり、98年以降大きな武力衝突が起こらず、
観光客も入り始めていたソマリアの北西部地域。
しかし、2008年には国連施設など数箇所が自爆テロに見舞われ、
昨年は、NGOの国際スタッフが3度も誘拐された。』
http://www.unicef.or.jp/children/children_now/somali/sek_somali_18.html
2008年の自爆テロ事件は事実で問題ないのですが、問題は「昨年は、NGOの国際スタッフが3度も誘拐された。」
という部分でして、昨年ソマリランドでそのような誘拐があった事実は3度どころか1度すら確認できないのです。
昨年ソマリア方面で発生した誘拐事件を調べますと、外務省の海外安全情報に3件掲載があります。
ただ、これらはすべて南部ソマリアにおける誘拐であり、貴サイト上でもニュース記事として掲載されておりました。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=110
"これは日本ユニセフ協会の間違いではないか?"と、2度に渡って直接電話した方のやりとりが以下にあります。
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-3754.html
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-3755.html
結果、「去年ハルゲイサ周辺でNGOの国際スタッフが誘拐された事件が3件あったと現地の担当官に口頭で聞いた」
というだけでその証拠も資料もソースもないようです。
個人的には、ハルゲイサ周辺で外国人誘拐などあれば大ニュースになっているでしょうから、ありえないと思いますし、
もし、起きてもいない事件を起きたとしているのであれば、冒頭の記述は大変問題だと感じております。
ソマリアに関して造詣が深い貴サイトであれば何かご存知ではないかと思い、
不躾ながらこうして問い合わせさせて頂いた次第です。もし何か情報がありましたらお教え頂けると幸いです。
お給料が発生しないのにそこまでのアレな知能の持ち主をなんとかする作業に時間を費やすなど,と思ってます。ので,とある珍道中の話題は基本スルーしてました。
まあ,Somaliland Timesをひととおりさらえば,問題の事件はなかったろうことを強く推定する根拠とできるかと思います。その作業の責任は日本ユニセフにあるとも思いますが。
さしあたり記憶モードで答えれば,昨年ソマリランドでNGOスタッフが誘拐されたというような話・ニュースの記憶はないです(但し,私はソマリランドヲチ要素は薄いです)。
しかもハルゲイサ周辺限定とくれば,さらに辛いものがあるのでは。
日本ユニセフ協会が主張しているというソマリランドの不安定さとやらには,おとなしくラスアノド周辺の騒ぎを「不穏な情勢」の数に入れておけよ,と今でも思ってます(もちろん,それはスール・サナーグの領有権問題に絡みますが)。
それすらできない(らしい)んだから,その団体にとってソマリアなる存在がどのような存在であるかは分かりそうなものです。
彼らの飯のタネがどーかという問題より,今の私には,自分のお昼ごはんの方が大事です。ではご飯休憩に入りますので―あしからずご了承ください