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ハロウィーンまるわかり

2008年10月18日 | 英語生活ノおト
英語生活ノおト 第2巻(補)> 英語のバックグラウンド(3)> ハロウィーンまるわかり 


お祭り好きな日本人、もちろん「商魂」もあるのでしょうが、最近はハロウィーンもかなり定着してきたような。10月31日、もうすぐですね。そこでハロウィーン丸わかり。元記事は日本でも祝われるキリスト教のお祭りアメリカの祝日、イギリスの祝日(当ブログの人気記事)、お化けかぼちゃはゴースト?ファントム?モンスター?(ハロウィーン特集)などなど。

ハロウィーンは、もとはと言えば、古代ケルト人(アイルランド人などの子孫)の秋の収穫感謝祭。古代ケルト民族の1年の終わりは10月31日と定められ、この夜には死者の霊が親族を訪ねたり、悪霊が降りて作物を荒らすと信じられていたようです。ハロウィーンには、「Jack-o'-lantern(ジャック・オー・ランタン)」と呼ばれる、カボチャをくり抜いて顔を作った中に蝋燭を立てた提灯が飾られますが、これは死者の霊を導いたり、悪霊を追い払ったりするための焚き火に由来するといわれ、お盆の「迎え火」や「送り火」に近いものだそうです。また、仮装した子供たちが「Trick or treat!(お菓子をくれないといたずらするぞ)」と言って、近所の家からお菓子を貰う由来は、農民が祭り用の食料を貰って歩いたのを真似たものだそうです。

その後キリスト教圏がケルト人を支配するにいたり、懐柔策として10月31日を無理やり11月1日のキリスト教の諸聖人の日『万聖節』の前夜祭として位置づけたことから、普及したみたいです。「諸聖人の祝日の前夜」を意味する「All Hallow's Even」が短縮されHalloweenとなったとか。

なお、本来キリスト教の祭典とは言いがたいため、欧米では保守的なキリスト教派はこれを認めないことがあり、その派の子弟は可愛そうなことに、友達がみんな仮装して楽しんでいるのに取り残され、さびしい思いをしているそうです。

ジャック・オー・ランタンの材料は飼料用のかぼちゃですが、中には写真のように巨大なものも。。A monster pumpkin. ジャック・オー・ランタンがごくたま生命を得ていろいろ悪戯をすることもあるそうですが、こんなに大きいと子どもなんか飲まれてしまう、コワイですね。


Donald Duck - Trick Or Treat - 1954 (English)