田川市石炭・歴史博物館のブログ

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「煤・記憶」特展講座in台湾レポート その2

2016年12月23日 | 日記

みなさん、こんにちは!

前回のブログその1に続きまして、台湾レポートのその2をお届けいたしマス♪

今回「煤・記憶」と題した展覧会及び講座を開催しました『新平渓炭鉱博物館』は、台湾最後の炭鉱であった「新平渓炭鉱」の跡地に建てられています。
数年前から田川市石炭・歴史博物館との交流があり、ユネスコ世界の記憶(世界記憶遺産)である「山本作兵衛コレクション」の展覧会も行なってきた友好館デス。

当日は、当館の福本学芸員が演者を務め日本語で講演を行い、隣で雲林科技大学の王新衡【ワン・シンハン】先生に通訳をしていただきました。



当日はあいにくの大雨で、飛び入りの受講者は少なかったのですが、事前に募集していた方々が熱心に聞き入っておられマシタ。

講義内容としては、日本の炭鉱と台湾の炭鉱の関わりや交流、その歴史についてなど。
また、山本作兵衛コレクションのユネスコ世界の記憶(世界記憶遺産)登録に端を発した近代化遺産、とりわけ旧産炭地への影響など幅広いものでした。

キーワードは「世界共通の『炭坑』」という言葉デス。

炭坑は技術と管理面が似通っているため、言語が異なる国同士であっても、お互いを理解しやすいという面を持ってイマス。
日本と台湾だけでなく、他のアジア諸国やヨーロッパといった、産炭地という共通の歴史を持つ国や地域であれば、炭坑を知らない世代でもお互いを理解することは難しいことではありません。

『炭坑』というキーワードを元に、世界各地の産炭地との交流を深めて行けるのではないか? という講演デシタ。

展覧会では、日本のコト、田川のコト、当博物館のコトとPRしておりましたので、台湾からのご来館者さまが増えてくれるとウレシイです♪



※田川市のホームページ「広報たがわ12月1日号」で、『台湾と日本~石炭がつないだ技術者たちの足跡』という内容で詳しく解説しておりますので、こちらもゼヒ、チェックしてみてくださいネ!

お昼ごはんには、新平渓煤礦博物館名物の「礦工便當」をいただきマシタ。





礦工とは坑夫のこと、便當とは弁当のことデス。
野菜もタップリで、濃い目の味付けでとっても美味。
ボリュームたっぷりで、大満足でした。

もし、新平渓に行かれることがあれば、ぜひ食べてみてくださいネ!

その3に続きまーす。

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