生活保護費不正支出:大阪・高槻市元副主幹、懲役3年の判決

2013-02-16 12:26:09 | 政 governing
毎日新聞 2013年02月08日 大阪朝刊

 生活保護費を不正支出したとして、詐欺、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた大阪府高槻市元副主幹の近藤正嗣被告(62)に対し、大阪地裁は7日、懲役3年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。

 西田真基裁判長は「職務上の地位を利用した計画的な犯行で、被害金額も高額で市民の信頼喪失は著しい」と述べた。

 近藤被告は不正に支出した金について「窓口で対応に苦慮する相手に渡す金などに使った。他の職員も認めていた。個人的に使っていない」などと主張した。しかし判決は、他の職員が不正支出に気付くことは困難だった上、私的用途への流用もあったと指摘し、被告の主張を退けた。

 判決によると、近藤被告は05~10年、架空の人物への生活保護費の支出命令書をパソコンで作成、生活保護費約3000万円をだまし取ったとされる。
【渋江千春】


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