大阪府茨木市立川端康成文学館が所蔵していたノーベル賞作家、川端康成(1899~1972年)の直筆原稿「星を盗んだ父」が未発表作品であることが確認され、21日から同館で展示される。父娘の愛情をテーマにした短編で、幼少時に両親を亡くした川端の視点が生かされている。
作品は400字詰め原稿用紙22枚に書かれ、刊行の記録がないことから未発表と判明。執筆時期は使用されている原稿用紙などから大正11年から昭和2年ごろとみられる。
作品は、ハンガリーの作家、モルナール・フェレンツの戯曲「リリオム」を基にしながら執筆。
身重の妻とその子のために、盗みをしようとして死んだ道化の男と、現世に生きる娘との交流が描かれている。
同館の田中洋子館長(62)は「代表作『伊豆の踊子』にも重なる少女の描写や死者と生者の交流など、川端文学の特性が見える作品」と評価している。
星を盗んだ父
作品は400字詰め原稿用紙22枚に書かれ、刊行の記録がないことから未発表と判明。執筆時期は使用されている原稿用紙などから大正11年から昭和2年ごろとみられる。
作品は、ハンガリーの作家、モルナール・フェレンツの戯曲「リリオム」を基にしながら執筆。
身重の妻とその子のために、盗みをしようとして死んだ道化の男と、現世に生きる娘との交流が描かれている。
同館の田中洋子館長(62)は「代表作『伊豆の踊子』にも重なる少女の描写や死者と生者の交流など、川端文学の特性が見える作品」と評価している。
星を盗んだ父
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