たろすけ大分・雑感日記

いつ起きるのがわからないのが大災害。
できる限りの備えをして減災に努めたいと思っています・・。

代表選手たちの活躍を阻む、ほんとうの敵は誰?

2012年07月29日 | マスコミ関連
朝、男子体操を見ていた。
思わぬミス続きに期待の重圧のもと、極限界に挑む体操演技の難しさを思う。
それにしても同じ人間なのに何であんなコト(演技)ができるんだ!!
田中選手が語っていた。『失敗したのが今日で良かったと言えるように・・』
・・という前向きの気持ちでのびのびと演技を楽しんでほしいものだ。

   ☆  ☆  ☆

今日の朝刊。
銀メダルを得た柔道の平岡選手のことを報じていた。
北京五輪で初戦敗退した当時の彼に周囲の風当たりが強かった・・との記事。
しかしそんな風当たりの先陣を切るのはいつもマスコミではないか。

同じ朝刊記事にある女子柔道の福見選手を、惨敗 という大きな活字で報じるように・・。
負ける者がいるから勝者がいる・・とは、相田みつを氏の言葉だが、
日本の代表として選ばれ出場するだけでもりっぱなことではないか。

参加することに意義がある・・とは、オリンピックの精神を表した言葉だそうだが、
マスコミはそれを公然と否定しているに等しい報道姿勢に疑問を感じざるを得ない。

マスコミにとって、勝つことだけが第一であり、
オリンピック精神などはもはや死語。クソクラエ! ・・なのであろう。
選手たちにとってその活躍を阻む一番の敵は、負けた時の容赦ないペンの暴力
それによって扇動されて冷たい目を向ける周囲の人たちなのではないだろうか。
選手たちの活躍を阻む本当の敵とは、必要以上に無用のプレッシャーをあおり
負けたときにはここぞとばかりに容赦なく叩く身勝手なマスコミなのかもしれない。

●参考:関連する主な日記です。
   ◎浅田真央が戦ってきたもの 2014年2月22日
   ◎報道に名を借りた暴力 2008年08月24日
   ◎スポーツとは本来楽しむものであるはず 2008年08月17日
   ◎あっぱれ!! 福見友子選手!! 2009年08月28日
   ◎会見で怒鳴る記者… 今に始まったことではない 2005年05月23日
   ◎浅田農産会長夫妻の自殺に思うこと 2004年03月14日
   ◎脚色された記事は信頼を損なうだけ 2004年01月26日
   ◎脚色された記事は信頼を損なうだけ その2 2004年04月08日
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月28日(土)のつぶやき | トップ | 今夜は別府花火大会だが・・ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (てんきち)
2012-07-29 20:47:44
報道ってどこまで許されるのかな~~
すごい正義を振りかざして時には 相手を瀬戸際まで追い詰め有無を言わせないようなところもあるような、、、、
ちょっと話が逸れてしまったけど
本人たちはただ自分たちの競技を一生懸命やってるだけなのに、、おもしろおかしく仕立てたり、わざっとお涙ちょうだいに仕立てたり、、
たろさんじゃないけど それに踊らされるこちらも少し考えないといけないところにきてるのかな~~
返信する
てんきちさん (たろすけ)
2012-07-30 20:49:29
今日の朝刊に、
てんきちさんが書いていたとおりの記事がありました。。

得意の鉄棒で決勝を逃す・・という見出しと共に
男子体操の内村選手の演技の落下する
シーンの画像を掲載していましたね。

あんな画像を載せて一体何の意味があるのだろうか?

以前、女子スケートの伊藤みどりさんの
4回転ジャンプの演技を、転倒して失敗する場面を
連続写真で載せた広島県の新聞社がありました。

どんな画像を選んで紙面にするか・・
新聞社の品位が表れていると思うのです。

コメントありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

マスコミ関連」カテゴリの最新記事