たろすけ大分・雑感日記

いつ起きるのがわからないのが大災害。
できる限りの備えをして減災に努めたいと思っています・・。

脚色された記事は信頼を損なうだけ その2

2004年04月08日 | マスコミ関連
at 2004 04/08 20:42 編集

たろすけの購読している地方新聞の今日の夕刊の記事。

“陸自宿営地に砲弾、矛先ついに日本へ”
危機感をあおるかのようなセンセーショナルな一面の見出し。
ニ面にも“「ドーン」一気に緊張”の見出し。本文にも“ドーンという大音響”との記事。

しかしよく読んでみると
“宿営地の北側300㍍の地点で砲弾が着弾したと見られる跡が二箇所見付かった。”
・・とある。ほほう… 300㍍離れても“陸自宿営地に砲弾”と新聞は書けるものなんだ…。
たろすけは見出しからてっきり基地内への着弾と思ったのだが早とちりした方が悪いのだろう…

その夕刊の記事を読んでいるまさにその時、
同じ事件の報道をNHKのテレビニュースが伝えていた。
新聞記事にあった“「ドーン」一気に緊張”のはずが、
テレビでは“パーンというタイヤのバンクしたような音で気付かない隊員もいた”と報道していた。
真実をありのままに伝えているはずの二つのマスコミのこの報道内容の差は一体なんなのだろうか?

ニュースの後の、“クローズアップ現代:携帯メールで取り付け騒ぎ”を見た。
昨年暮れ、たった一通の“○○銀行がつぶれる”とのデマメールから
9万件、500億円もの預金が引き出される騒ぎに発展した例が取り上げられていた。
閉店後も騒ぎは収まらず午後7時半にはATMに合計3500人も並んだという。
単なるデマにさえ影響されやすいニッポンの国民性…。 
だからこそマスコミは目先の利益だけを追求の余りのセンセーショナルな記事を書くのではなく
“信頼される報道”に努めるべきだと思う。…でないと、
そのお先棒を担ぐのがマスコミということにもなりかねないだろう。

先の日記に書いた書き込みの一部をここに再び引用します。
新聞に限らず報道は“正確な報道”あってこそ読者に信頼され、支持されるものであるはずだと思う。
特に見出しは本文を的確に表すものであるべきだと、たろすけは思うのだが… 
そうでなければ新聞記事を“値引いて”判断しなければならなくなる…。
それは新聞に限らずマスコミ界の自らの首を絞めることにほかならないと思う。

ちなみにこの書き込みを該当する新聞社にメールしましたが
何の回答もなかったことを付け加えておきます。もちろん回答する義務はありませんが。

●参考:関連する日記です。
  ◎新型インフルエンザの脅威は本物か? 2009年05月22日
  ◎脚色された記事は信頼を損なうだけ 2004年01月26日
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