たろすけ大分・雑感日記

いつ起きるのがわからないのが大災害。
できる限りの備えをして減災に努めたいと思っています・・。

聖火リレーについて雑感

2008年04月28日 | 一般ニュースから
日本での聖火リレーの様子をニュースで見た。
その映像で目立ったのが五星紅旗と言われる中国の国旗だった。

伝えられるところによるとネットで呼びかけられた中国人留学生を中心に
母国で開催されるオリンピックを応援するために集結したのだそうだ。
中国本国では“自然発生的なもの”としているとされたそうが、
それがかえって異様に見えるのは気のせいだろうか。

日本のあるコメンテーターが彼らの愛国心ゆえの行動と“解説”していたが、
数にモノを言わせ、チベット問題を取り上げる少数の人々に対して
声高に威圧・反対し封じ込める様は、チベット問題を提起した住民を
武力で抑圧した本国と、本質的になんら変わりないと思う。

愛国心はそれはそれで立派なことかも知れないが、
2005年4月に起きた『国を愛していれば罪は許される』のかけ声とともに起きた
反日デモのごとく扇動されやすいその国民性はある種、利用されやすく
多くの危険性を孕んでいると思わざるを得ない。

それにしても・・。  様々な事件を報道する内容にしても、
中国本国と日本でかなり異なることを中国人留学生たちは知らないはずがないと思う。
自国の都合のよい事だけを伝え、不利な情報はひた隠しにする母国の姿勢に
何の疑問も感じないのであろうか。
意見が違うという理由だけで市民が殺されて当然だと考えているのだろうか・・。
起きている事実を知ろうともせず目を背けることが
果たして本当に国を愛することなのであろうか。

一方、自由を主張した事により市民が武力により抑圧虐待され、
果ては殺されているという“お隣さんの国”に対して、見てみぬふりをして
目をつむる周囲の国々・・。
隣人として諫めるどころか、オリンピック開催と言うことで
表面的に仲良くしようと(させようと)することにそもそも無理があると思う。

だからといって聖火リレーを襲うのは・・ まったくスジ違いも甚だしいと思う。。
オリンピックの行事を自国の主義主張を通すためや その宣伝に利用するなんて、
良識ある市民の反感を買うだけで逆効果でしかないと思う。
それは開催国の中国を初めとする国々も、それに反発する人々も例外ではない・・。

チベット問題にせよ、聖火リレーの妨害事件にせよ、今の時代にあってもなお
戦時中の日本のように“自国の都合のよい”報道しかしない中国。
インターネットでさえマイクロソフトに圧力をかけ自国に不利な通信を規制をしているという中国。
その中国にオリンピックを機会に世界中からマスコミが集結する。
オリンピック開催を機会にその報道内容に関しても、問題は起きるのは必至だろうと思う。

そもそもオリンピックの精神は、
名ばかりの自由しかない国などとは相容れないとたろすけは思うのだが・・・。

●引用:北朝鮮で初の聖火リレー開始
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=473568&media_id=2

●参考:関連するブログ日記です
 ◎中国、その暴徒化しやすい国民性に思う 2005年04月10日
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