たろの日記ページ,gooブログ版

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データ変化でも差分は差分

2008-09-10 09:58:47 | 音響
どこかでちらりと聞いた話題だと思った気がするけど,あまり興味がなかったSHM-CDが話題になっていました。自分の中ではいい音ということに関して,メディアの問題ではないと思っているので,あまりこういうのは興味が無いのですが,でも「音が違って聞こえる」というのは,「どういう仕組みだろう?」という技術的な興味はありました。
書き込まれたデータが同じなのに音が変わるというと,もうCDはエラー訂正くらいしか原因が考えられないのですが,今のCDってそんなに品質悪いかね?とか,CDプレーヤが高度だったら音質に差は出ないのでは?とかそんなことは考えてました。で,今日見つけたのがそれを検証したレポートで,「SHM-CDは本当に『高音質』か?」というもの。いやぁ,これ読んで驚いたというか眼からうろこでした。

これを信じるのであれば,SHM-CDの方がエラーが多く,それで音が変わると。でエラーが多かろうが従来のCDと音が変われば,それがいい音と思うかどうかは聴く人次第ってことになります。
たしかにいい音には正解がありません。だから音の情報量を落としたり,でてきた音にエフェクタをかけて音を変えても,それがいい音と感じることはありえます。まさかCDのメディアによりある種のエフェクタをかけるとは思いもよりませんでした。
まぁSHM-CDの公式ページにはそんなことは一言も書いてなくて,あくまでもマスタリングの音に近いと書かれてますが。ただ微妙にフワリとした表現なのは,気になるところです。
わたしがあまり興味を持たなかったのは,もともといい音とか原音忠実とかいっても,音をマイクでとって記録してスピーカで出す以上原音とは絶対に違うわけで,いったい何に忠実なのがいい音なのかちっともわからないからです。レコードを作った人の意図に近い音がいい音だと思いますが,それだって,どういうスピーカでどういう部屋で聴くのが適切なのかもわかりません。かってオーディオにDSPが入ったものがありましたが,あれはどうなのよ?思ったこともあります。最近は自分で積極的に音を作って聴くのもありかな?とか少し思ったりもしてますが,そういう中でCDの音を劣化させることで差を際立たせるというのがありなのか,ありだとすればすごいなと思いました。
というわけで,前々興味を持たなかったSHM-CDで,この程度で持ってるCDを買いなおすつもりも無かったのですが,ちょっとしゃれでECMのSHM-CDでも買ってみるか?とか思ったりしてます:-p。
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