山女魚の空

　３週連続で、山梨の桂川水系に釣行した。釣果は２・３・３匹。私にしては出来過ぎである。いつでも「釣れないかも知れない」と思っているので、1匹でも釣れると、嬉しいのだ。

　さて今日は「鳥沢」辺りで釣ってみたいと思っていたが、川に着くと、上流にも下流にも釣り人が竿を出している。人の後で釣るほど上手く無いので、場所を変えることにした。（と言っても車で移動という訳にはいかず）再び電車に乗って行くのである。

　その場所には誰もいなかった（後から数人、釣り人が車でやって来たが・・・）。運もよく、ヤマメが釣れた。淵ではなく、比較的流れの緩い、岸に近いところで。

　支流でもちょっとやってみた。小さな釜（小さな滝の下の水たまり）での一投目に、山女魚がかかった。綺麗だったので、リリースした。

　山女魚は釣られた時に、初めて空を観るのかも知れない。

蟻が蟻を運んでいる

　小さな蟻が大きな蟻を運んでいる

　一体何のために

　

　大きな蟻を食べるのだろうか

　それとも弔うのか

　

　ついて行ってみたいが、私の身体は大きすぎた

割れた窓ガラス

　数日前、たんとう功（立つ練習）をしていたら、窓の外を猫が歩いていた。チョットオドカシテヤロウと思い、窓を蹴ると、ご覧の有様。

　窓ガラスってこんなに簡単に割れてしまうものなのか。たんとう功の効用だったら大したものだが、ガラスが古くなっていたのだろう。

　

　「壊れる」ことは、「再生」することである。壊れる時に快感があるのは、再生が約束された時である。新陳代謝然り、過去の自分からの脱却、成長然り。しかし、一方的に壊された（と感じた）時、或いは再生が不可能な（ことと感じた）時、生きる力をどこから出せばいいのか。力を呼び起こすことは容易ではない。それでもその方法を考えざるを得ない。　

　

その花は見られない

（花を集めて撮影）

　はじめは　スミレだと思った

　落ちていた　その薄紫を見て

　観上げてみると

　数千枚の葉が　それを隠した