「朝ランは夜のランの1.5倍の効果がある!」
週末に或るベテランランナーさんから聞いて知った。
朝の10キロ走は夜の15キロ分に相当するらしい。
全身単細胞で出来ているtacocoはそんな薀蓄に即効反応する。
ただでさえダルイ月曜日の朝。
5時前にすっくと起きだし走り支度を始める。
眠い、だるい、邪魔くさい。「やっぱ止めとけば?」
悪魔の囁きを封じてストレッチもそこそこにぴたり5時にランスタート。
5月の早朝は既に明るく、大川沿いには散歩の方やランナーもちらほらと。
眠気が覚めてくると重かった身体も軽快になってきた。
柔らかい日差しの中、新緑がまぶしい。
なんだかとっても得した気分だ。このままずっと走っていたいような。
だが出勤時間から引き算すると既にタイムリミット。
お名残惜しくたったの7キロで帰宅した。実に爽快な朝のラン。
夜ランの1.5倍とはこの「爽快感」をいうのだろうか。
ただスタートするまではかなり強い信念が必要だった。
実を言うとそんな信念が芽生えた主因はこんなところにある。
土曜日から二日間、姫とプチ旅行もどきで越前まで。
美味しいものたらふく食べて安穏と過ごした。
ランは越前大野城までの5キロのみ。
日曜日の夜は重篤な病に臥せっていた。
病名、「ラン欠乏症」と「カロリー過多」の併発。
朝ランは病状を少しでも快復する為の処方箋だったのだ。
スポーツ面のニュースでは悲喜こもごもあった日曜日。
私に大いに関係するニュースはふたつだけ。そこで一首。
また当たらん 日本ダービー 舞う馬券
かたや当たって 舞うは虎戦士
競馬界のビッグレース「日本ダービー」を制したのはディープインパクjrディープリランテ!
父子制覇の快挙。鞍上の岩田騎手も涙のダービー初勝利!
その陰でtacocoの馬券は涙の粉砕。
タイガース前代未聞の押し出し死球サヨナラ勝利!
必死のパッチで当たった代打関本は苦笑いのお立ち台!歓喜っ!
いやはや週末は色々あってほんと疲れる。
今日から仕事でしっかりと身体を休めなければ。(笑)
はや過去のニュースとなった感があるが、金環日食はこの週始めの話題だったはず。
日食用メガネを買いそびれたのでこんなのを代用した。
勤務先の工場にあった溶接用のマスク。
「これ持って帰ってもいい?」
と溶接担当のおじさんに尋ねたらマスクからグラスの部分だけを取り外してくれはった。
おかげで時流に乗り遅れることなくしっかりと観察できた。
しかしそんな熱狂は翌日のスカイツリー開業でぶっ飛んだと思う。
天体ショーに世界一のっぽの塔と。
この週、列島1億人は空ばかり仰いでいたことになる。
こんな騒ぎの隙を突いてこっそり変な法案を通していたりするのが政治屋さんたち。
ちゃんと生活の足元にも目を光らせていないと転んでしまうからね。
危ない、危ない。
東京スカイツリー634mか~。
三角点以外の高所にはあんまり興味はそそられない。
が、634mの高さはがどんなものなのか・・・・。
ちょっと気になったので体感してみることにした。
ただしそこはそれ、ランナー目線でね。
夕刻のマイコース。ガーミンを駆使して634mを計測した。
こうなれば、やるしかないっしょ。名づけて・・・・・・。
「ム・サ・シ インターバル」
X3本。
1本目、マジで走ると結構キツイ!やるな~、スカイツリー。
2本目、ゼイゼイハーハーもうあかん、限界や。恐るべしスカイツリー。
3本目、大失速。通天閣パワーも完敗だ。まいったスカイツリー。
と、勝手に遊んでおった。
スカイツリー喧騒曲はまだまだ列島を席捲しているようだが。
こんなことをひとりで楽しんでいるアホは全国でもそういないだろう・・・。
でも。
これやってればスカイツリーエレベータが止まっても怖くないって?
大阪城公園でこんなしるしを見つけたら笑ってやってください。
でもあまりにも楽しかったから今度仲間誘って走ってみよっと!
関西鉄鍋倶楽部が主催するクックオフに今年もお誘いいただき参加してきた。
ダッチオーヴン・クックオフとは・・・・・・・。
それぞれが思い思いのダッチオーブン料理を作って出来た料理を参加者が試食しあう。
という料理交流会だ。
少々の睡眠時間を除くと、前夜祭からスタートし大会終了の翌正午まで延々15時間も飲食し続けるという競技?である。
これを名づけて「食のウルトラマラソン」大会と呼ぶ。by tacoco。
アウトドアの達人たちが趣向を凝らした料理が次から次へと披露される。
これを片っ端から食していく参加者たち。
満腹になろうとも、興味をそそられる逸品にはつい手が出てしまう。
もう駄目~。食べられない~と叫びながら可愛いデザートが出されると別腹が蠢きだす。
メインステージで奏でられる陽気な音楽。
これ何作ってるんですか?
【これはね。バームクーヘンよ。誰?
ちくわ!って言った人は? by tacoco】
この味付けは?
この器具珍しいですね。etc各ブースで弾む会話。
酒と料理と会話と音楽。
ここは粋人たちが集う一夜限りのパラダイスさながら。
桃源郷のような里でしっかりと遊んでほろ酔い気分で帰途に。
ウルトラ級の料理で重くなったお腹をひっさげて夕刻ご帰還したらば・・・・・。
仲間たちは、違うウルトラで頑張っていた。
マイコースがレースコースとなる「水都大阪ウルトラマラソン」
足を止めて1時間ほど声援を送った。
自宅近くのこのポイントは95キロ地点くらいだと思う。
ラスト頑張れっ!送るエールに自然と心がこもる。
だって。
わたしらがあんな事して戯れている間じゅう、この人たちはずっと走り続けていたんだもんっ!
世の中には色々な愉しみ方があるもんだ。
と、彼らを超人のように思う飽食後の今日であった。
先週の練習会のメニューは、1キロインターバル6本だった。
が、とてもインターバルと言えるようなタイムじゃない。
ラスト1本はキロを5分強まで落ちた。
負傷明け初のスピード走とはいえこれはないだろうと、かなり凹む。
ところが週末のマラニックで救世主が現れた。
参加メンバーに(元)超エリートランナーのT君がいた。
「元」と書くのはここんとこタイムが急降下。
国際ランナーの嫁に追いつかれる危機に直面しているそうだから・・・・。
そんな訳ですっかり「いじられキャラ」に定着てしまった彼だが。
ことランニングに関してはその慧眼に一目置いている私。
早速彼にランニング悩み相談。フォームを見てもらった。
「腰が落ちてるっ!」
即効的確なる一喝。
そうだ。
肋骨負傷以来、患部への衝撃を緩和するために「超低振動フォーム」で走り続けていた。
無様な「腰落ち腰引けスタイル」はいつの間にか悪癖として定着してしまっていたようだ!
翌週の練習会ではアドバイスを念頭に腰高を意識してインターバルに参加した。
あらあら、不思議。
たったそれだけのことで1キロのラップタイムが前週より10秒近く速くなった!
円高は株価を下げるが、腰高はタイムを上げる!!
少しだけせん姫の背中が近くに見えた練習会だった。
リフォーム大成功!
ナイスアドバイスのT君には本当に感謝。
お礼にT家のリフォームにはせん姫の会社から住宅機器一式を格安で提供させますわ。
フォームでお悩みのランナーあらば、Tコーチいつでも貸しまっせ!
バナナひと房(5本)50円という安売りの果実店が近所にある。
週末そこで150円のお買い物をしたら。
「女性のお客様へです。」とカーネーションをプレゼントされた。
何だか申し訳ないような嬉しさだった。
そうか今日は母の日だったのだ。
ならばどんだけ飲んでも許されるっ!
と、アサヒビール工場へのマラニックへ堂々と外出する。
忙しいお母さんたちが喜ぶ母の日の最高のプレゼントは自由に使える「時間」かもしれない。
ありゃ?それなら、我が家は毎週末が母の日だわ。
出掛けようとしたら玄関のチャイムが鳴る。
宅配の配達物はこんなサプライズ品だった。
【せん姫からの母の日プレゼント】
嗜好品NO.2の芋焼酎。
ボトルラベルに写真とメッセージ入り。
「・・・・・母の背中を目標にランもライフも負い掛け中・・・」
と、ある。
あの~、もしもし~。それは、なんすか。
毎度、練習会であ~たの背中ばかり見て、ひぃこら走ってるわたしへの嫌味っすかっ!
でもサンクス。
次回メインレースの禁酒明けの祝杯用にとっておくわ。
それを励みに頑張るからっ!
この日贔屓球団のタイガースは助っ人外人B砲が母の日のピンクグローブを着けての大奮闘。
交流戦前に貯金2で勝利してくれた!!
さて、ビール工場では試飲ビールを4杯もお代わりし、おまけに打ち上げでまた飲んで・・・。
ほろ酔いでご帰還したら、本日締めのハッピープレゼントに出迎えられた。
【姫2号からの贈り物】
山行きの換えサンダルにと超軽量のものを見つけてくれたらしい。
お~っ!こんなの欲しかったのよ~!ドンピシャな選択。
何という嬉しい心つかいであろう。
山へ行け、酒を飲めと、母の道楽に寛容な我が家の心優しき姫たちだが。
「遭難事故多発、中高年の登山」
「アルコールと癌の関係・・・」
そんな新聞記事を最近読んだ気がする。
姫たち最近生命保険会社の営業レディーと、仲良くしてないかい?
ひとり甲子園マラニック。
GW最後の日は某スポーツ新聞で当選したチケットを握り締めてうきうきと甲子園球場まで。
巨人、阪神戦。伝統の一戦をご招待で楽しめるン♪
【サインする可愛いラッキーちゃんがこんなに間近に見られる良いお席】
だけど、そんなルンルン気分は酷い拙攻の連続で次第にかき消されていく。
8回、フラストレーションは沸点に達し、4杯目の生ビールをお代わりする。
自棄酒じゃ!と、大荒れのtacoco。
全国のプロ野球ファンの方々ごめんなさい。
ワイルドに生ビールを飲み干して怒りまくっている醜い姿が全国ネットで中継されていた・・・そうだ。たくさん寄せられた目撃情報のメールで知った。
【代打桧山を祈るように凝視するtacocoのTV画像】
お恥ずかしい。
不甲斐ない負け試合で虎友との祝勝会も取り止めにして、とっととご帰宅。
縁起が悪いとばかりに履いていったリーバイスのジーンズをぶち切ってスギちゃん仕様にしてやったわ。ほんとにワイルドだぜぃ。
ついでに私のとっておきワイルド料理のひとつをご紹介。
超手抜きお弁当のもう1品。
乱切りにしたじゃがいもをアルミホイルに包んで炊飯器のお米の上に置く。
普通に炊飯。
ほくほくに茹で上がったじゃがいもを小さじ人匙分だけ残したふりかけの袋に入れる。
これをシャカシャカ振ると、美味しいシャカシャカポテトの出来上がり♪
製作時間数十秒でお弁当のおかず完成!
しばらくはヤキュから遠ざかりたい。
そんないたいけな虎っ娘の気持ちが如実に顕れるGW最終日の日記だった。
この時点ではまだ新潟での打線猛爆の連勝を知らないからね。
GWは前半でお腹いっぱいランを楽しんだので、後半のメインイベントは山!!
念願の比良山系を巡ってきた。
琵琶湖西岸に位置する比良山地は最高峰の武奈ケ岳を筆頭に多くの名山が連なる。
今回は2番目に高い蓬莱山(標高1174m)をメインにしたルートで案内していただけるらしい。
健脚揃いのメンバーを前にしまなみ海道で脚が売り切れ状態の私は迷惑を掛けるのではないかと前夜から不安だった。
おまけに当日は曇天で素晴らしいと評判の眺望も期待できないだろうと・・。
がそのいずれも杞憂に終わった。
案内人の山男M氏は、緩脚(ゆるあし)の初心者を気遣いながらゆっくりと登ってくれはる。
お陰で余裕の行脚だった。
午前中こんなに曇っていたお天気が。
午後から見事に晴上がって、こんな恩恵を与えてくれた。
金糞峠と名前は悪いが江戸期の高名な浮世絵作家、歌川広重が描いたのと同じ風景がくっきりと見渡せる。
今回の山行には、脚も達者、口も超達者なメンツばかりが集まってくれた。
洒脱な会話が飛び交い登りの苦しさなど忘れるほど笑いまくりのほんに楽しき旅であった。
今回良~くわかった。
長時間、苦楽をともに過ごすマラニックや登山は、脚とお口が健全なるメンバーと同行するに限ると!!
無口或いは会話がくだらない上に脚力が覚束無い・・・・・。
そんなメンツとの長旅は疲れるばかりではないかい?
いえ、決してあなたの事を指して言っているわけではありませんので!
それでも打ち上げでこんなに壊れるのもどうかと????
この画像公開、本人特定できぬように小さくしましたが、判りますかね~。
個人情報保護に触発するならご一報ください。
すぐに消去いたします。
しまなみ海道は瀬戸内の島々を7つの橋で繋ぎ本州の尾道と四国今治を結ぶルートである。
海峡を横断するのは日本初という自転車道が併設されており、瀬戸内の穏やかな海の道として人気の観光スポットとなっている。
GW前半は、仲間6人でここへプチ旅行する計画を立てていた。
始発の新幹線で大阪を出立し、新尾道駅に午前8時に到着。
早速サイクルターミナルにて自転車をレンタルする。
さあ、風光明媚なサイクリングロードへGO!
あら?でも不思議。6人いるのに借りた自転車は1台だけ?
おまけに荷台には6人分のリュックが山積み。
そう。
ここに集まったのはラン馬鹿ばかり6人。
瀬戸内海を四国まで脚で渡ろうという計画だったのだ。
今治までは約83キロだという。
まっ、交代の自転車当番もあるから、同じコースで開催されるウルトラの大会よりはずっと楽チンでしょう。
【最初の橋、尾道大橋では元気いっぱい】
噂に違わぬ絶景に心洗われる。
【三つめの多田羅大橋、ららら~ん♪】
何て爽快なラン旅だろう。
【ちょっとお疲れ。もう何個目かわからんようになってきたけど綺麗な橋やった】
【最後の巨大な橋、来島大橋、これを渡ると四国や~!】
全長6キロ以上もある最後の橋をへろへろの脚で渡りきり、
午後7時半今治駅に予定時間通りにゴール!!
私は自転車当番距離を差し引いて70キロくらいは走ったかな。
駅のベンチで駅弁と缶ビールを購入して完走打ち上げその1を軽く。
その2は大阪行きフェリーの船内にて延々と・・・。
今治港発大阪南港行きのこのフェリーは、船内にお風呂、サウナ、食堂、売店など完備。
2等船室なら5500円で眠っている間に早朝には大阪に帰してくれる。
夜行バスよりも快適で安全?
コンテンツ充実で低価格、コスパ最上級のGW前半の旅行だった。
さすがにランはお腹いっぱいやわ~と、思って帰阪した翌朝の事。
3名の猛者が南港から20数キロ先の自宅まで走って帰るという。
昨日80キロ走っておまけに睡眠不足の身体で?
君らは、救いようのない阿呆か、大馬鹿野郎か、
奇人変人か、怪物か、狂人かっ!
とあらん限りの言葉で罵ってやった。
が・・・・・・・・・・。
そのランの輪の中に何故かいた、自分。
もうこんな奴らと付き合うのは金輪際やめよう!!