北斗星に乗った時は2階席を選びました。
窓が天井の一部にかかっていて、
車内から星空が見えるという話を聞いていたからです。
2月にツアーが取れたとき、
祈る気持ちで2階席を待望してました。
取れたときは雲にも上るような気持ちだったのですが…
結論。
冬場は結露がひどくて
全然外見れないしーーー
風雪がへばりついてまったくだめでしたーー
で、カシオペアです。
8時をまわった頃にはすでに半分寝かかってました。
お子様かよ!!!
しかし、これは日中
歩き回ったからだと思います。
疲れが出てたんでしょうね。
ここで寝ちゃだめだよーーー
起きなきゃ。
でも、眠い…
だめだ、眠い…
起きてられない…
きっかけはもう覚えてないくらい記憶が怪しいのですが、
照明を落としかけた窓の外に目を向けた時、
きらりと光る星の瞬きが見えた気がしたんです。
あれ。
あんなところに明かりがあるわけないよ。
もしかしたら。
星?
星!!!!
そうだ、星だよ!!!!
室内の明かりをどんどん落としていくと
ほのかな光がぶわーーーっと浮いてきて、
それは見事な星空が頭上に広がっていたのであります。
2月と10月、
北海道初の寝台車に乗ったのは、
この光景を見たかったからなんです!!!!
上ばかり見てると首が痛くなってきまして。
そんならベッドを出して寝転がれば存分に見れるじゃん!
じゃ、ベッドメイクするべ!
しましたよ!
…で、今回、乗ってみて思ったのですが…
すんません、北斗星との比較になりますけど、
豪華寝台列車の名は、
残念ながらカシオペアの、ツインあたりでは
つけられないんじゃないかなあと思いました…
なんでベッドメイクを、乗客がせっせとせにゃならんの!
北斗星のソロは、きちんとセッティングしてありまして、
浴衣に着替えて毛布かぶれば眠れたんです。
カシオペアは、乗車時点では
これですから。
このソファーと机をですね、
車内備え付けの案内を見ながら
片付けたり動かしたり
シーツ敷いたりして自分でセットするんですよ。
うーーん。
まあ、これも旅の醍醐味、
良く出来てるなあ、と感心しながら作りましたんでいいんですけどね。
ソファーを並べ、シーツ敷いて
室内の明かりを可能な限り消して
ごろり、横になって上見たら
満天の星空が広がってました!
電車の心地よい揺れも手伝って眠くなるかと思いきや、
目が冴え渡るー
眠れないーーー
ほんと眠れないーーー
寝ちゃうのもったいないーーーー
覚えている限りでは、
函館で機関車切り離して進行方向が変わって、
頭の向きを変えたところまでは覚えてます。
青函トンネルに入ったところももちろん覚えてます。
トンネルを入ったら…
グースカピーと寝入ってしまいました。
だってトンネル、星空ありませんもん。
けど…贅沢な時間でした。
一度でいいから寝転がって星を見たいと
思ったことありませんか?
私はありました。
その夢が叶いました、
あの時間を体験できただけでも
カシオペアの乗った甲斐がありました。
空も晴れてくれて、ホントによかった…
さて、この星空を見る為には、
室内は可能な限り明かりを切らなければなりません。
モニター(TV)はもちろん、
電灯はフットライト、すべてです。
車内の窓が光りを反射しやすい作りになっていて、
べかーっと光って外がまったく見えないんですね。
星の瞬きはかすかですので
映り込みをなくそうと思ったら明かりを消す以外ありません。
ちょっとの明かりも邪魔すぎました、
コントロールパネルの時計ですら
目張りして隠したくなったくらいです。
あ、そうそう。
車内販売ですけどね、
このコントロールパネルで来たかどうかわかる仕組みになってます。
もちろん、アナウンスも入るんですが、
「来てますよー」とお知らせが入るので
いつ来るか待ち構えてドアの前でたたなくてもいいのです。
販売のワゴンはわりと頻繁に来ます。
グッズや食べ物、飲み物積んで
ぐるぐる回ってます。
車内は乾燥してますので喉が渇きます。
夜遅い時間帯に回ってきた、
デザート販売は嬉しかったですねえ。
カットりんごを頼んだんですが、
このリンゴがめちゃくちゃ美味しかった!
お値段は…あまりお安くないのですが ^_^;
この手の販売物の宿命というか、
それも含めて旅なんですよ。
美味しかったし、ジューシーだったし、
高くても許す!
リンゴしゃりしゃり食べながら星を見る…
最高でした。
もう少し、この項続きます ^_^;