ハレ時々ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズの平良拳太郎投手の復活を願いながらベイスターズを応援しています。

ブーイング

2017-05-08 23:20:08 | ベイスターズ
西武vs楽天の試合で、楽天にFA移籍した岸投手が古巣で強烈なブーイング浴びたことがインターネットのニュース記事になっていました。
最近2軍の試合を観るために、パリーグTVに加入しており、話題の試合も見ることができました。
全部観た訳ではありませんが、思っていた程にはひどくなかったです。
ヒーローインタビューは少しうるさいな、と思いましたが。そんな風に感じてしまう私は所謂暗黒時代の応援を引きずっているのかもしれません。

とはいえ、私はブーイングも野次も好きではありません。
酔っぱらって、理性をなくし、野次を叫んでいる大人はカッコ悪いと思います。
叫ばれる野次もほとんど古くから使われているバリエーションのない、オリジナリティゼロの模倣ばかりですし、
それでいて何故か自分で笑っているのを聞くと、うすら寒い気持ちになります。
ただし、移籍した選手のホーム初顔見せの時くらいは挨拶代わりのブーイングも致し方ないと思っています。
長年愛情込めて応援してきた選手が捨て台詞をはいて(笑)去っていったら、悲しみから怒りになる人もいるでしょう。
ちなみに、岸投手はそんなことしていません。

球団都合やあまり成績が奮わなかった選手が相手チームにいても、むしろ暖かい拍手で迎えることも多いです。
主戦力であったからこそのブーイングで、ある意味一流の証。愛情の裏返し。
だから、「なんで去ってしまったんだよー、寂しいじゃねーか」の気持ちを込めて、ブーブー言うくらいはありだと考えます。
私自身はしませんが、隣でブーブー言っている人がいても気になりません。
ただし、限度はあります。少なくともゲーム前のスタメン発表で名前を呼ばれたとき、またはグラウンドに上がった時の一回きりにしてほしい。
それで気が済んだら、自チームを応援して野球で倒してもらうのが一番スッキリ。

しかし、大概一度で済まず、何度も繰り返されます。集団で強気になるのか、ひどい言葉を意気揚々と叫ぶ大人が発生します。
酒の力と集団の力って怖いですね。

なので、個人的には巨人の山口俊投手がハマスタで投げる時が嫌だなと思います。
狂ったように叫び続ける人が、発生するでしょう。半分以上の人はそこまではしないと思いますが、そういう人は声がでかいため、
全体を代表しているように聞こえてしまう。
そういう姿勢を良しとしない人はただ沈黙しているので、まるで全員があほみたいに叫んでいるように見える。
その一員だと思われたくない。

村田選手や内川選手でしっかり経験済みで、これ以上の経験はいらない。
彼らがベイスターズで活躍していた頃はシーズン序盤で、個人成績と若手しか楽しみじゃなくなるシーズンが続いており、
その中で彼らの活躍は清涼剤だった。それが、「横浜を出る喜び」というような単語がまことしやかに流れる位に颯爽と出ていかれると、
応援していた身としては泥を口に突っ込まれる気分にはなる。
でも、それ以上に応援を続けるモチベーションになってくれた選手へ感謝の気持ちを思い出していたい。




そういうわけで、喜色満面で罵詈雑言を叫び続ける人を見ると悲しくなってしまいます。
ま、選手に対しても余計な事は言わずに黙って去ってくれ、とは思いますけどね。

ところで、最近のファンは昔に比べれば、全体的に上品になったとは思います。
ひどいときは、「働けー」が応援でしたから(笑)
で、負けるとメガホンを投げ込む。ひどいプレーをすると「辞めちまえー」と言って、メガホンを投げ込む。
それでも応援にやってくるってどんだけM気質なの?とあきれるくらいに、罵声を浴びせる。
ただ愛情をもって野次っている人もいて、佐伯選手のファンであろう男性が、
ガラガラの外野スタンドから、
「はーたーらーけー、さーえーきーーー」
「愛しているぞ!佐伯ーーーー」
を交互に無限ループしていて、あれは罵声ではあったけれど、3,4段後方から眺めていて、選手への愛情を感じ嫌な気持ちには全くなりませんでした。
その後確かヒットを打って、狂喜乱舞している彼を確認してほほえましい気分にさえなれました。

当時は、単なる野次野郎もたくさんいましたが、一定数の愛情持った面白い野次ファンもいたんです。
今は前者は割合は減っていますが確実に残っていますし、後者は絶滅した気がします。
前者タイプはいまだに「くたばれ〇〇←某新聞社の名前です」を大声で叫び、面白くもないのに笑っている。
あれは本当にやめてほしい。

西武のブーイングのニュースを見て、少しだけ憂鬱な気持ちになりました。



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