猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

何もマニュフェストどおりでなくてもよい!

2009年12月25日 | Weblog
国民にマニュフェスとで宣言して、民主党が政権を取ったのだからマニュフェストどおりにやらなくてはいけない、という考えは違うと思おう。
今は経済がもの凄い勢いで悪くなっており、世界的にも日本の立ち遅れが目立っている。これだけ経済が悪くなっているのにマニュフェスとのとおり、無駄を省いてその中で収支を合わせるという考え方は間違っている。

もしかしたら、民主党もマニュフェスと通りには行かないことがわかっていて政権を取ったのではないだろうか?
理路整然と説明が出来て国民の共感を得られるマニュフェスとを武器に使ったのではないか?政権を取ってしまえば、マニュフェスとの運用はどうにでもなると思っていたようだ。
その証拠に民主党はマニュフェスとでの公約をどんどん変更してきている。
しかし、それでいいと思う。
これだけ変化の大きな時代には、当然である。

税収が大幅に減少してきている中で児童手当の新設や高校までの授業料の無料化などをやろうとしたら、マニュフェスとのように「無駄減らし」でお金を工面することはできない。
赤字国債もやむをえないことだ。

日本の経済はデフレスパイラルに入ったのだ。
すでに国民は買い物を控えている。
我が家ではゴミの量が三分の一になった。

政策は硬直的に考えてはいけない。
こういう時にはマニュフェスとは通用しない。
国民は公明正大ですっきりすると思うが、政治はもっと大きな見方をすべきだ。