猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

司馬遼太郎の美術観

2009年12月06日 | Weblog
ここに91年10月発行の「微光のなかの宇宙」(中公文庫)という本がある。

この本は昭和47年から58年にかけて各誌に書いた美術に関するエッセイをまとめたものであるが、画家の独自な表現がどうして形成されたのか、そしてその作品の魅力は何なのかを、彼の独特な見方で書いている。
ゴッホ、三岸節子、須田国太郎、須田剋太らを取り上げていており、全く共鳴するところが多い。

ブログ掲載の絵は水彩で6号です。