FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊たちへ愛を込めて

糸井重里は天才なのだ

2015-10-18 09:58:03 | 日記

2年前に買ったBURUTUS特別号を大事にとってある。

秋口になると来年の手帳の販売合戦になりこの人の考案した手帳も登場する。

そのたびに思い出す人。

それにしてもオレが中学生の時にNHK教育の深夜にやってた「YOU」を見始めてからのだから…

ざっと35年くらいたっているのに第一線で仕事してるのがすごいね。

コピーライターなんて職業がある、ということもこのひとから知ったんだものね。

大学受験のころ彼女ナシ、親もうるさくて居場所なしのオレが唯一息を抜いてホッとできるところが

図書館と本屋さんだったんだよ。

本屋さんでふと目に入った角川文庫コーナーに「成りあがり」があった。

矢沢永吉のファンでもなんでもないのだけど、何か臭ったんだね。

とにかく精神的に八方塞りの状態には格好の突破ツールになりそうだと直感したんだ。

立ち読みして、1時間読み切って、その本を会計へ持って行ったのを鮮明に憶えている。

これはボロボロになるまで何遍でも読まなきゃダメなんだ!と感じた。

だからものの考え方のベースはここにあると思うよ。

そして糸井重里だ。

ここ最近でもまた言われ始めているんだけど、ゴーストライター説。

これ当て嵌まっていないと思うんだよね。

これは本の体裁をしたレコードとして見立てているんだね。

デレクター、プロデューサー、作詞家、作曲家、ミキサー・・・色々いる。

そのレコードのジャケットには矢沢永吉「I LOVE YOU ok」と印刷されるんだよね。

この本も矢沢永吉「成りあがり」というレコードの仕立てをしたんだと思う。(勝手に)

テープレコーダーに録った声から「字におこす」作業ってなかなか大変だ。

発言と生の発声した言葉って違うんだよな。

だから「生言葉」のまま字にしてもヘンテコリンな文章になってしまう。

だから糸井のポジションは「構成」。アタマいい。

何よりもあの気難しい人見知りの繊細な男から信頼を勝ち取って生い立ちなどヒヤリングすると。

なかなかの仕事。

だからこの人の仕事ぶりをいつも注目している。

 

 

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