FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊たちへ愛を込めて

成功事例と死霊

2022-07-31 23:33:16 | 雑感等々
臭すぎるよ。


胡散臭すぎるぜ。


オレは絶対に許さない。



オレは絶対に見ない。


他人に丸投げのルール。


許さない。



洗脳と習慣とお行儀よく。



臭いすぎるよ。




全てが露呈する。





虚しさと、やるせなさに、オレは涙するよ。




泣きぬれている朝。



34度の中で、通勤の男らの背中を吐きながら見つめる。




オレがお前でお前が俺なのか。



成功したかった。


失敗したかった。



どちらも出来なかった。



くそ。


力が湧いてくる。



怒りが、力の源泉。


それが人間。






小さくて結構。


小さい人間で上等。

神様糞くらえ。




オレは血涙にまみれて。




不眠と朦朧と。




使い果たせ。



手前がもっているモノすべてを。





空っぽにしろよ。




怖いか?



そうだよな。



だからこんな世の中になったのさ。

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大金

2022-07-31 23:19:43 | 雑感等々
ぬけぬけとかすめ取る輩もいる。


だけども、この言葉を口に出すような男たちは少ない。



格好つけるだけの、甘ちゃん。


掴みとれる、自信も、自負心も皆無。


静かな男たちがそこかしこに。


いつかこの手に掴むぜ。




お人好しの、計算高い子供たちに。


清潔で、賢い、無味無臭の天使たちに。



泥だらけ汚物にまみれた爛れた大人が見つめている。



金の味が苦くて、恍惚にむせる。



マネー。



権力と、絶望と、幻と。



さらけ出されていく。


隠せないよ。


誤魔化せない。



だから、だから、これでも喰らえ。



逃げ切りは許さないぜ。




オレが追いついていく。


待っていろよ。





プール付きの豪邸と、超高級車が静かに佇んでいる。



待っていろ。




悪夢となって、出てやるぜ。






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2022-07-31 23:07:50 | 雑感等々
男の涙。

オレの涙。


オレの涙の種類は、悔し涙だけさ。

歯を食いしばって、折れてしまうくらいの。

苦すぎる涙しか見たことがない。

胃液と嗚咽の竜巻さ。

くそ、悔しすぎるだろう。



こんなことではENDは出来ねえよ。



勝手なことはさせない。



組み伏せられても、踏みつけられても。




金にはなびかないぜ。


そこらの若いやつらと一緒くたにするな。


オレの涙は赤い。


オレは血の涙しか流さないよ。


逃げろよ。目をつぶれよ。



ベンツに乗れ。高級ホテルに侍らせよ。



歯が折れるほどに食いしばってやるぜ。

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少年時間

2022-07-30 09:57:40 | 雑感等々
あっという間の40日。

両親が共働きだったので一日一人で黄金時間。

小学3年から6年生まで黄金時間。

午前中は学校のプール。

昼はおかずパンと菓子パンで腹ごなし。

午後からは昼ドラタイム。フジテレビかテレビ朝日ちょっとエッチでめちゃくちゃ怖い会談バージョーン。

そして愛車を漕いで隣町の駄菓子屋へ。

ファンタグレープとヨーヨーとスパイ手帳と水あめせんべいとルーレットゲーム。



あっという間に一日終了。40日終了。


黄金時間は早い。

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京極夏彦「嗤う伊右衛門」の虜

2022-07-28 16:35:13 | 雑感等々
実は密かに読んでいた。
誰に隠すことないが。
読んだ。

四代目鶴屋南北の本は有名だ。

登場人物は一緒だ。
キャラクターも濃すぎる面々だ。

結論。
感動。
伊右衛門と御岩の夫婦のなりゆき。
京極の新たな解釈が入り、俄然際立ち魅力的になる。
苛烈のごとく、突然炎のごとく、激しく美しい。

ヒュ~ドロドロの物語ではない。
幽霊は出てこない。

完全に業の闇を描いた、「ヒトコワ」の極致。
化け物は、人間。

なぜ最後に伊右衛門は「嗤ったのか」
何に?誰を?
皆まで言うまい。

お岩がイイのです。
これは惚れる。
「提灯御岩の章」がとにかくいい。

一途な愛とはなにか。
一途の向う側に、三途があるのか。
深く愛し合う夫婦とは地獄の底まで深くということか。
本人同士しか分からない。
はたから見れば狂気の沙汰。

京極の無駄を省いた完璧な筆致でグイグイ迫る。コワすぎる。
複雑に絡んだ人間関係をさばきキャラクターを浮きだたせる力技。

最後の阿鼻叫喚殺戮シーンは大サービスだ。
それでもクライマックスに辿り着くまでのお岩と伊右衛門との絡みと
伊右衛門に向ける気持ちの吐露に感動の涙。

ここには弱いお岩はいない。同情されるような弱さは微塵もない。
誰のせいにもせず身に降りかかった火の粉は自分で受ける潔さ。
強くしなやかでしっかり自分自身を持っている自立した女がいる。
これは惚れるよ伊右衛門じゃなくとも。
でも相応しいのはこの男だ。





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