FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊たちへ愛を込めて

慟哭

2019-08-28 00:46:28 | 創作詩
それは



真夜中の向こう側で


闇の底の底の中で



人知れずに

誰にも気づかれずに



叫びあげること




そんな



詩=うたを作りたい




出血してショック死するか



詩を作りあげるか






そんな自分を見てみたい

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聖なる酒場の挽歌Ⅱ

2019-08-27 23:47:13 | 創作詩
おためごかしの


作り笑いはいらないでしょ


薄暗い酒場には


階段を一段一段降りて


いつもの顔ぶれが


いつものように揃っている



「よう、来たな。この歌依存症!」



その言葉が俺の心を凪にする



大好きなスコッチとカラオケ



これがあれば生きていける


死ぬまで正気で生きれるよ



色川武大に伝えてくれ



開高健に伝言しろ



おのおのあの世に行ってもご無沙汰で良いじゃない




北方謙三は六本木でまた飲んでいるのかよ、羨ましい



オレも性交したい。いや違う!成功したいんだよ!!!



成功したい。幻想なのか。



アル中の戯言なのか。



危うい言葉遊び。


違う。



これは俺自身の鎮魂歌だ。




鎮めよ、我、魂。



荒れ狂う海の狭間に漂うような


小さい存在よ




消えそうな



小ささを




しっかりと




抱きしめなさい




手放さないで今度は




大切な人は身近に存在している




見落とすな









誠実に生きよ




裏表なく生きよ



愚かな男よ

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そして秋が来た

2019-08-27 23:37:15 | 創作詩
知っている


気づいている


400ccのホンダにまたがって


街道を走っていると

あ、来たな…と

でも不思議、気付いたら隠れる



そして夏の幻想




青い空



蝉しぐれ




でも


君は


教えてくれた




夏は


終わったのよと




祭りは終わったと




教えてくれました


セピア色した君の笑顔




震えて写真を握りました



優しさは



残酷


時には



でもそれが


男と女



矛盾の間にさまよう



理屈じゃ




言い表わせない




七里ヶ浜の波が


鳴いてました




耳をふさぎたくないのです



だたそこ浸りたいだけなのです

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雨が上がるまでは

2019-08-27 23:25:15 | 創作詩
そばにいてほしい



祭囃子は終わった



子供たちは


家に帰った


雨に濡れた



祭囃子が



寂しさを醸し出すよ





いつまでも



若くはないさと



カッコつけて



知ったかぶり




でも



君の前だけは




カッコイイ


男でありたいよ





見せられない




ものなどないと思いたいよ



でもまだまだ甘い男みたいだよ




でも


お前の前では


強がっていたいよ




寂しい目をしないでダーリン



愛しているは禁句の言葉

ぐっと飲み込むよ




塩っ辛い涙が唇に流れるよ




いつかまた



またいつか




お元気で




雨があがったよ




これで



笑顔で



帰れるよね




またいつか



いつかまた、さようなら思い出よ




江の島にポートレート



ペットボトルが浮かんでいる




涙が止まらない



いつかまた


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もう言葉に出来ない

2019-08-27 23:18:28 | 創作詩
気を病んで

心配しきって


おまえを想うよ

情けない男だよ

ほんとに



フラれて



フラれて




ゴミクズに


なったよ





野暮で




冴えない



男に


成り下がったよ




駿河湾に



沈めておくれ





こんな



ダメな







誰にも


会わせたくないよ



こんな




カッコ悪い




季節外れの




バケツの様な





有様が





恥知らずな




年寄りに



成りたくないよな






きちんと



生きて死にたいよな




カッコよく




生きたいよ



顏も知らない



オマエにだけ言うよ





声も知らない




君だけに



そっと



言うよ




・・・・・・・

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