朝活で4時起きしている今、トランジスタラジオつけて聴いている。
心を落ち着けるのにちょうどいい番組だ。
様々な人生模様。静かに室内に流れている。
朝の支度を終えて4:20から4:47の出発ギリギリまで聞いている。
さぼうろうかどうか一番悩み迷う魔の時間帯だ。
嫌で嫌で死にそうになるくらいだ。
一体おれは何やっているのだと自問自答の繰り返し。
しかし誰に強制されたわけでもなくやっている事。
自分で決めたこと。
二つの心。葛藤する
大きな二つの心臓の川。
第一次世界大戦で傷ついた青年が故郷へ戻ってくる話だった。
当時ろくに小説など読んでこなかった高校生だった私。
アーネスト・ヘミングウエイなんて名前さえも知らなかった。
繊細な青年ニックが作る朝飯が美味そうだった。
カリカリに焼いたベーコンと目玉焼き。……
色んな事が思い出されていくうちに、4:47になっている。
脳みそ空っぽにして、仕事場の倉庫へ向かっていく。
空は薄っすら明るくなっている。鳥のさえずりも聞こえ始める。