FAIRY TAIL－フェアリーテイル－ 第187話『カエル』

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　”最悪の未来”を変える為――！
　それが、未来ルーシィがこの時代に来た目的だった。
　なぜなら、翌日には、一万を超えるドラゴンが襲来し、首都の街並みやメリクリウスはおろか、ナツやウェンディなどのギルドの仲間たちも含めた多くの人たちがみんな無慈悲に殲滅されていくからだ。
　あまりにも衝撃的かつ絶望的な話を聞いて、ナツたちは驚きを隠せない。
　もちろん、その話はヒスイ姫の耳にも入っているが、彼女自身、聞いている大魔闘演武の結果を見るまでは”未来に起こり得る現実”を信じたくないそうだ。
　まあ、これが普通の反応と言われてもおかしくないが、それでもナツたちは未来ルーシィの話を信じることに。

　では、どうやって未来ルーシィがここに来れたか？
　あのドラゴンたちによる一方的な殲滅の中で生き残れた彼女は、エクリプスの事を思い出したという。
　そして、起動方法は不明ながらも『過去に戻れるかもしれない』という一心で無我夢中に扉を開封。
　無事に過去の時間帯―― 791年7月4日にやってこれたそうな。
　だけど、未来ルーシィは、この最悪の事態への対処法を持ってるはずがなく、彼女自身、どうやって対抗すればいいのかすらわからず、この日まで街を徘徊していたというのだ。
　そういう訳なので、彼女は、これから城の地下を通って事前に事実を話しているジェラールと合流してほしいとお願いを申す。
　すべてを聞いている彼ならば、おそらく対策を立ててるはずだという考えであった。
　話を聞いたナツは、未来の為に教えに来てくれた彼女にお礼を述べるのであった♪
　そんな話は、ちょっとばかし意識を取り戻してたアルカディオスは、気絶をしたフリをしたまま、話を聞いていました。
　彼は、ヒスイ姫に助言した“謎の未来人”が、目の前にいる未来ルーシィだと推理するのだが、話を聞いていくうちに、自分が前にヒスイ姫から聞いたエクリプス2計画の話と一部食い違っている のを知る。
　アルカディオスが聞いた話では、ヒスイ姫は自分にこう ―― 未来から来た“姫に助言した未来人”の話として、エクリプスには時を超える効力のほかにももう1つの使用方法として、評議員が持つエーテリオンに匹敵する力を得たという『エクリプスに蓄積してきた7年分の魔力』を利用して、ドラゴンの大群に向けて放出して消し去る兵器の様な役割がある ―― 話していたからだ。
　だからこそ、アルカディオスは、姫に助言した未来人が未来ルーシィならば、なぜ仲間に嘘をついているのか という疑念を抱いてました。
　もちろん、アルカディオスが抱いてる疑念は、ジェラールも同様だった。
　一万を超えるドラゴン、エクリプス、魔力など色々とつじつまが合わない事が多く、これらが本当に真実かどうかわからないだけでなく、ついには、未来ルーシィの言葉が虚偽なのか未来ルーシィという存在自体が虚偽なのかという考えまで抱いてしまっているからだ。

　みんなが王国軍に捕まる未来を避ける為に、地下を颯爽していく一同。
　なんとか地下を伝って城の廊下に出られたのだけど、そこに囲む様に大量の兵士たちが登場。
　さらに言えば、アルカディオスとユキノがいつの間にかいなくなってたので、ミラが離脱して捜しに行く事に。
　ここは、やる気まんまんのナツ＆ロキはもちろん、残る面々も王国軍の各部隊の兵士たちと、某無双の如くの大暴れを敢行しちゃいました。


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