風薫海航空翔

カゼカオル・ウミワタル・ソラカケル Presented by 柊(syu)

鏡の法則

2007-07-23 19:21:06 | スピリチュアル
              

今月発売になった「鏡の法則コミック版」買ってしまいました。本屋で平積みになっているので、目にしたことのある方もいるのでは?。
コミック版ではなく小説版がベストセラーになってのは去年の話だったか。昨年の秋に小説版を初めて立ち読み(殴)した際、ぶっちゃけワタシの印象は・・・真実を包み隠さずに言うのであれば・・・「ケッ!」と唾を吐き捨てたくなるような気持ちだった。

息子が学校でイジメにあっているが、その原因が実は母親にあった。母親と母親の父との不仲が、人生の映し鏡のように息子に現れているという真実。母親は一代決心し自分の父親との和解への道を歩んだところ、息子はいじめられなくなった…。

「鏡の法則」をメチャメチャかいつまんで話せば↑こんな話である。
親子関係で問題を抱えているワタシとしては、「またか」という不貞腐れた気持ちになった。対象が「他人」であれば憎んでいても批判されることは少ないというのに、対象が「親」に変わっただけで周囲の人に一斉に批判される。この本からもそんなお説教じみたことを感じ、紀伊国屋書店の店先で「ケッ」と言いたくなったもんだった(ホントはそういう趣旨の本ではないんだが)。
でも…何かが引っかかっていた。なぜか


それは自分にも「鏡の法則」と全く同じケースが思い当たっていたからだと思う。
実は相方の上司が、ワタシの母親とビックリするぐらいソックリな性格で。その上司が「これでもか!!」というぐらい、相方を毎日いびっていた。自分が憎んでいる相手とソックリな人が、自分の大切な人を攻撃している。まるで自分の子供時代を見ているのかと思うような、相方の会社での生活。「偶然」で片づけられることかどうか…。
もしかすると、あの本の言うように「人生の現実はワタシの心の中を映し出した鏡」なのかもしれない。ホントなのかもしれない、と引っかかっていたのだ。

時は流れ数ヵ月後。
「鏡の法則」の著者が書いた「幸せ成功力を高めるEQノート」という本に、今年のアタマ出会った。人生ひっくり返された本だった。『今年度最優秀エライ本で賞』差し上げたくなるぐらい、驚愕の内容だった。一発で著者・野口嘉則氏のファンになった。


その「人生をひっくり返した」野口氏の書いた「鏡の法則」。
ケッ!、と思いつつもどこかで引っかかりもっかかり~。今回とうとうコミック版を買ってしまった、なんでかねー(←うちな~くちでドーゾ)。
前半は小説版のコミック化、後半は補足Q&Aで構成。ワタシが呼ばれて?買ってしまったという読むべき文章は後半に待ち受けていた。

ゆるすということは、相手の行為をよしとすることでもなければ、大目にみることでもありません。
また「相手が悪い」と思いながら、我慢することでもありません。
ゆるすとは、過去の出来事へのとらわれを手放し、相手を責めるのをやめ、今この瞬間のやすらぎを選択するということです。



ナンデ被害者のワタシが加害者を許さなければならんのじゃ?、と思い続けて何年経過したことか。「許す」ということが、いつもイコール帳消しに感じていた。それがどうしても許せず結局冷たく重い鉄の塊が、心の中にいつまでも残る状態だけが続いていた。
でもそうじゃない。ホントに許すというのは、自分自身のため。自分が解放されるためなんだ、とこの文章を読んだとき「ホレ、これが答えやで~」と神様が言ってるような気がした。
確かに憎むにはエネルギーと時間を消費する。今ワタシの中から親への憎しみが消えれば、どれほど軽くなることか。憎しみに使っていた分のエネルギーを、プロレス観戦やら旅やらブログやらMTBやらで爆発できるはず。「高山ヨックン~」「ミノリーン」「タジリさまぁぁ」と観戦中の声援だって、もっとラブリーになれるはず(←なんかが違うぞワタシ)。
縛っていたのは親ではなく、自分自身だった。
それがわかっただけでも、この本を買った(呼ばれた?)価値は十分にあったと思うなあー。

この本にはご丁寧に「過去から解放される許しのステップアップ手順」まで掲載されていて。なんとも至れり尽くせりな内容。憎しみで苦しんでいる人には助けになる一冊
『じゃあアンタも早く相方のためにも、このステップアップやって過去から解放されたら?』とツッコミが来そうですが…。人間変わるっていうのは、ものすごく勇気が必要なんだと本の前で実感中のヘタレ(←結局まだやってないんかいっ!!)。