『仮面ライダーウィザード』第27話

白の魔法使い「僕と契約（エンゲージ）して魔法使いになってよ」

後半に入って急激に盛り上がってきましたな。
フェニックス＝ユウゴの件などで触れられていた「ファントムはゲートの記憶を持っていても心は持っていない」という設定がボディブローのようにじわじわ効いてきています。
この作品『まどま☆マギカ』へのリスペクトがあるんじゃないかという話題は、このブログでも何度か出ていましたが、今回の「ファントムの中にミサの心が残ってるかも知れない」という真由の台詞は、魔女化したさやかを倒せば、さやかのソウルジェムが現れるかも知れないという杏子の台詞を思い出します。そしてどちらも結局、モンスター化した人間は元に戻れないというのも同じですね。
前にも書いたのですが『仮面ライダーＷ』以降の怪人は倒せば元になった人間は原則解放されたのですが、『ウィザード』のファントムは倒したところでゲートが生き返るわけでもないですからねえ。しかも絶望から生まれるからたちが悪い。
そして晴人と白の魔法使いの間にも微妙な齟齬が有る事も判明。
晴人はヒーローらしく「すべて俺が背負い込んでやる」という意気込みなのですが、どうやら白の魔法使いは自力でファントムを押さえ込む事が出来る、強い意志を持った人間を捜しており、それを魔法使いにするのが目的の様子。
白の魔法使いはウィザードがオールドラゴンを使いこなせるようになった時「これで一人」と言っていましたが、もう一人は古の魔法使いビースト＝攻介ではなく、晴人のような資質を持った人間を別に捜していたという事ですかね。
真由は白の魔法使いと共にテレポートで去ってしまいましたが、これは白の魔法使いの元で修行して後に魔法使いとして参戦するフラグですかね。女の子ですから仮面ライダーウィッチか（＾＾；。テレビシリーズで女性ライダーは珍しいのですがはてさて。本当に真由＝ウィッチ（仮称）が三人目の仮面ライダーとして登場したら、『シンケンジャー』に於ける通称「姫レッド」並に画期的な展開ですな。

予告によると真由の件は一旦おいて、次回はどうやらビーストのパワーアップ回になりそうですね。
まあＣＭでガンガンネタバレしてるので、いまいちときめきませんが（＾＾；。やっぱり何かの事情でビーストのパワーアップは登場は放送がずれたのかな。