庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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F1 イギリスGP

2017年07月22日 23時41分01秒 | F1
いやあ、今シーズンはここまで何度か流れ流れと言ってきましたが、今回はその流れを感じざる得ない展開でしたなあ。
母国グランプリのハミルトン。二戦連続で表彰台を逃していたハミルトンはイギリスでのイベントをキャンセルしてまでこのGPに臨み、その意気込みのままポールポジションを獲得。予選二番手はライコネン、三番手はベッテルとフェラーリ勢が後に続くグリッドに。
決勝ではハミルトンが綺麗にスタートを決めたのに対して、ベッテルはスタート失敗と対照的な結果。ベッテルは先行されたフェルスタッペン、そしてギアボックス交換で5グリッド降格9番手スタートのボッタスにも迫られて、ハミルトンを追うどころではない守勢の展開に。
ライコネンはハミルトンに続く二番手を走行していましたが、レース終盤フェラーリにまさかのアクシデント。
まず二番手走行中のライコネンがタイヤバースト。そのままピットイン。その直後に今度は何とベッテルもタイヤバーストが。中盤の淡々とした展開が嘘のような終盤。四番手走行中だったベッテルはなんと残り一周を残してピットイン。ライコネンは何とか三位表彰台を確保したものの、ベッテルは終わってみれば七位フィニッシュ。一方のハミルトンは楽々フィニッシュと三戦振りの優勝。

いやあまさかフェラーリが最終盤に二台連続でタイヤバーストで緊急ピットインとは(;´Д`)。
ライコネンに異常が出た時点でベッテルにも同じ現象が起きると想定しておくべきでしたが、もっとも二周しか余裕がない。残り3周となると、やはり楽観論が首をもたげてしまうか(;´Д`)。まあその辺がフェラーリと言ってしまえば、それまでなのですが(;´Д`)。
ベッテルはスローパンクチャー、ライコネンは原因不明なもののタイヤにダメージを受けていたとか。もっともこれは中盤でフェルスタッペン、ボッタスと激しく争った為でもありますねえ。レースだから当然とはいうものの、スタートを綺麗に決めて先行したハミルトンは終始丁寧なドライビングで、タイヤにも無理をさせずに走り切れましたからねえ。

さてこれで総合一位ベッテルと二位ハミルトンの差はわずか1ポイント。ちょうどシーズンの折り返し地点を迎えて、再びイーブンに戻った感じです。
もっともハミルトンが負ける時は、こう言っては何ですが納得の負け。対してフェラーリのベッテルが負ける時は、ミスが重なった結果というパターンが多いように思います。こうなるとメルセデスハミルトンとフェラーリベッテルの差は、1ポイント差以上の重みを感じますねえ。
まさに流れが完全にメルセデスとなった感じです。

マクラーレンホンダは予選Q1終了間際にアタック。Q1開始直後は強かった雨足も急速に回復していたこともあり、なんとトップタイムをマークと気を吐きました。もっともエレメント交換ペナルティで30グリッド降格が決まっていたんですけどね(;´Д`)。

それはさておき前回も大暴れだったロシアントーピード、クビアト。今回はなんとスタート直後にチームメイトのサインツjrと接触。サインツjrはそのままリタイアしたものの、クビアトは何とかコースに復帰して15位完走。いやまぁレースアクシデントとはいえ、サインツjrもこれは釈然としないでしょうねえ(;´Д`)。今シーズン、中盤勢はチームメイト同士で絡むことが多いのが気になりますね。