すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

宙組『オーシャンズ11』

2019-07-19 | 観劇&映画のこと

 

  

 

(長いので

興味のない方はスルーしちゃってくださいませ)

 

宙組『オーシャンズ11』を観劇しました。

 

ハリウッド映画「オーシャンズ11」を

世界で初めて宝塚歌劇が舞台化した初演(星組)からの再々演です。

 

天才詐欺師ダニー・オーシャン(真風涼帆)のもとに集まったスペシャリストたちが

ラスベガスのホテル王テリ-・ベネディクト(桜木みなと)が経営するホテルの

金庫破りに挑むアクション・ミュージカルで、

ダニーの妻でありながら

今はテリーの恋人であるテス(星風まどか)もからんだロマンス風味もあり

アメリカ映画らしいストーリー。

 

私は花組で上演された再演を観ていますが、

ダニー役の蘭とむさん(蘭寿とむ)と

ダニーの昔なじみ・ラスティー役のみっちゃん(北翔海莉)コンビの

大人なチョイ悪感が印象に残っています。

 

今回のゆりかちゃん(真風涼帆)とキキちゃん(芹香斗亜)コンビは

二人とも背が高く、スーツ姿がかっこいいダニーとラスティーで、

見栄えバッチリ。

やっぱり最強だなぁと思いました。

 

宙組公演『オーシャンズ11』初日舞台映像(ロング)

 

ダニーチーム11人の中には

あまり知らなかった組子さんもいて新鮮だったし、

ずんちゃん(桜木みなと)の初めて見る黒い役に

頑張ってる~と感心したし、 

テスのキスシーンが多くてドキドキしたし、

前回の花組公演のことも思い出したし、

いろいろと注目点が多くて楽しめました。

 

ただね~。

乱闘シーン(アクションシーン)のもたつき感が気になって気になって。

重要シーンでないのでいいのですけど、

息が合ってなくて

動作にもキレがなくて

迫力が全然ありませんでした。

 

実は「天は赤い河のほとり」の時に

ゆりかちゃんの走る姿は颯爽としてないことに気がついてしまいました。

本筋に影響しないアクションシーンであっても

キレや美しい所作に気を遣ってほしいな、と思った次第。

とはいっても

ゆりかちゃんのダニーは‘かっけ~~’(←byキキちゃん)のですけどね。

 

この日は阪急交通社の貸切公演。

皆で台詞の練習をするシーンでは

‘阪急交通社をどうぞ~’的な台詞が入ったり

医者に扮したキキちゃんがツアーカタログ

(毎月表紙は阪急交通社のイメージキャラクターであるキキちゃんです)を見ていたり、

サービスシーンが多くて楽しく

貸切公演終演後はたいていはトップさんのご挨拶のみが

キキちゃんのご挨拶もあったのが嬉しかったです。

 

も一つ嬉しかったこと。

ラスト近く

ゆりか・ダニーとまどか・テスが

1階客席後ろから左右に分かれて登場し

舞台へと上がる演出がありました。

今回の席は横と前に通路のある1階後方の通路席。

私のすぐ横から前をゆりかちゃんが通って行きました。

後ろの席でガッカリだったのが

至近距離でゆりかちゃんを見られて

一気にテンションアップでした。

 

 

キキちゃんといえば

二番手として経験を十分積んで

今本当に輝いている時ですから

トップスター就任が待たれていたと思います。

 

先日の花組次期トップスターはれいくん(柚香光)との発表は

キキちゃんに花組のトップスターとして戻ってきて欲しかった私にとっては

残念なニュースでした。

 

トップさんはお芝居ができるのは最低条件、

歌うまさんにこしたことはないけど、ちゃんと歌えて

ダンスはそこそこできればいい、というクチなので

ともに歌に難あり、の次期花組トップコンビではテンション上がりません

出番が多く、歌も一番歌わなくてはいけないトップコンビです。

ましてやれいくんはお芝居がうまいというわけでもないのです。

 

歌が微妙なれいくんに

歌えない娘1を合わせるのはどうして?

ていうか、

ビジュアル押しはわかるにしても

劇団はなぜそこまでれいくんを押すのか

ず~っとわかりませんでした。

 

ミュージカルはあきらめて

ダンサーれいくんのショーに期待するしか・・・と思えば

はなちゃん(華優希)はダンスも苦手とか

 

いったい花組の何を観に行ったらいいのかしら?

じゅりあちゃん(花野じゅりあ)が去った今、

もうあきらくん(瀬戸かずや)にはできるだけ長く頑張って欲しいです。

でも、

あきらくんは観たいけど

苦痛な時間が多いのはやだなぁ・・・

 

来年は

ゆうちゃん(真飛聖)以来続いてきた

私の花組観劇の歴史が大いに変化しそうです。

 

 

 

 

 

 

(「日比谷シャンテ」・‘宙組衣装展’より)

 

<7月15日 日比谷にて>