サスペンションを中心に毎日がまわっている、国政久郎のブログ

オリジナルボックスの業務紹介、サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

クレーンゲーム

2016-12-08 20:25:54 | NEWTON BRAKE
どこかでやった記憶があります⋯⋯
ここぞというタイミングでパチッとボタンを押して、あとは運まかせ。
もどかしさだけが残るゲームです。

今日、試乗したクルマはハイブリッド車、エンジンスタートはボタンでパチッ。
このボタンですらエンジンがかかるまで押し続けるのではなく、タッチするだけ。
(頭を切り替えれば済む話ですけど)

シフトは短いノブをカクッと動かします。
行ったきりになるわけではなく元のポジションに戻り、シフトされたかどうかはメータパネルの表示で確認。
初めてのクルマだとどれがシフトインジケータなのかを探すところからなので、ツーステップで視認します。

サイドブレーキは自動だから戻す手間が一つない⋯⋯
でも、戻っているかどうか目視しなければいけない「作業」はどう考えればいいんだろうか。
リアルサイドブレーキなら手応え足ごたえで確認いらずなんだけど。

まだ室内は無音。
ブレーキペダルから足を離して、アクセルペダルにそ〜〜っと触ります。

自分が触ったタイミングと連動している感じがしないままクルマが前へ。
続けてアクセルを踏み込んでいきます。

実感がわかないのはペダルが良くないのか、それとも駆動系のしつけか。
加速度一定にしようとすると、クルマ側が考えている間合いがあって、
アクセルペダルにピタッと張り付くような応答は返ってきません、機械の都合で応答されてもな〜〜

ハンドルもアーケードゲームのそれよりはホンモノっぽいけど、手応えは50歩100歩。
運転席で触るもの全てが、人口甘味料だったり、人口着色料の類。
どの操作もお願いだから⋯⋯と念じて操作します。

速度管理?レーンキープ? 自分で操作して走らせているのに、責任がもてない気持ちになるのはなぜ⋯⋯⋯
ライントレース性に至っては、ジムカーナでパイロン全部なぎ倒してゴールした気分です。

試乗の帰り道、クレーンゲームを思い出しました。




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加速度一定も難しい!

2016-12-02 08:34:21 | NEWTON BRAKE
   *純正装着で最近よく見かけるようになりました


尺を読み、減速度をイメージして「踏力一定」でクルマを止めるのは、
クルマの運転を組み立てる時の大黒柱、快適運転にもつながります。

もう一つ快適運転に欠かせないのが加速度一定。

加速度一定?

アクセル操作でスピードを伸ばしていく時の加速感を、エンジン任せギヤ任せにするのではなく、
ドライバーの右足でコントロールします。

AT車なら発進の瞬間からそ~っとクルマを押し出すように加速度を立ち上げ、クルマが動き始めたら一定の加速度を維持、
シフトアップしたらギヤ段分の駆動力の落ち(加速度が下がります)を補うようにアクセルを開けます。
この間アクセルは連続した踏み込みの操作になるはずです、踏んだり戻したりはしません。
狙いの速度に近付いてきたらアクセルを緩めて(止めて)速度一定を保ちます。

加速度強さをコントロールすることでグンと手の内感が広がります。助手席にも「手の内感」が伝わります。

不用意にアクセルペダルに触っている印象が「一瞬」でもあると手の内感が台無しになります。

MT車も一つのギヤで加速する間加速度を一定にするのは同じです、次のギヤも同じ加速度が出せるなら繋がりを考えてアクセルを開けます。

低いギヤの時に穏やかな加速度を出すのが意外に難しいかもしれません。

アクセル操作は「継ぎ足し引き算」なので、簡単にできると考えていたのが意外に難しい………ようです。

加速度をある時間内一定にするには「連続したアクセル操作」が必要です

そんなこと言われなくてもわかってます……
だといいんですが。



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突き詰めるとこうなる

2016-11-27 22:18:37 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
スバルff-1(1300G)の主要部品の一つです。

ステアリングポストにブレーキペダルとマスターシリンダー、アクセルペダル、クラッチペダルがまとわりつくように配置されています。

現代の車には必ずついているペダルブラケットと呼ばれるものはありません。
この状態でステアリングポストを車室に取り付け、クラッチワイヤー、アクセルワイヤー、ブレーキフルードのホースをつなぎます。

簡素化、軽量化、集約化、整備性、力の受け方などどこをどう見ても非の打ち所がありません。

現代風に言えばモジュール化、その先駆けとも言えます。

そもそも装備品が少ない時代だったから何かにつけシンプルに感じるというのもあるのですが、
無駄を省くとはこういうことなんだと教えてくれています。

すごいこと考える人がいたんですね~


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あれっ?

2016-11-25 15:21:21 | セッティングレポート(SUSPENSIONDRIVE)
広島遠征の折、ロードスター仲間が応援に駆けつけてくれました。

当然のように彼の愛車がパドックの脇に止められていたのですが、遠目に見ると車高が低くない!ように見えました。

彼のダンパーはかつて知っているもので、組み込み当初はかなり車高が低かったはずです。
低い状態でのセッティングについて話した記憶があり、まさかの車高に正直驚きました。

車高をあれこれ試してみたんです……元に戻した方がいいのがよ~くわかりました、このダンパーのストロークだと限界に近いところまで車高を戻して使っています。

一通りの経験を踏まえての説明だけに自信ありげでした。

過去にもNAロードスターで筑波コース2000を長年走っている人が、
散々足回りをトライしたけど良い答えが見つからない、
車高の低い時よりもあまり下げない時の方が良さそうな感じがする……

この段階で相談に見えました。
ローダウンにこだわらないならやりましょう、ということで手持ちのバネの中からほどほどのものを選び、ダンパーのオーバーホールと車高セッティングをやりました。

以来彼は数年に一度ダンパーのオーバーホールをするだけ。
なので彼に紹介してもらった実の兄貴の方が今では顔を見る機会が多い。

純正車高近辺にセッティングのできるゾーンがあるのですが、ここを外してしまうと「ため池に釣り糸」状態に陥ります。



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ターマック&ダート

2016-11-22 10:53:07 | イベントレポート
朝一番は小雨と霧。

ウエットコンディションのミニサーキット(一周1.7km)から競技はスタート。

デミオ用にワンオフで仕立てたビルシュタインダンパーの具合をウオームアップ走行で確認、
ヘアピンコーナーの立ち上がりで内輪空転が出ます。
まだLSDが装着されていないのと、車高セッティングが今ひとつ……
ダンパーを組んだだけのにわか作りではしかたありません。

しかし、リヤの流れが落ち着いているので走りの組み立てはなんとかなりそうです。
ウオームアップ走行、ワントライ目、ツートライ目と様子を見ながらペースアップし、まずまずのタイム。

その後「オートテスト」このタイムも加算されます。
車庫入れは急ぐもんじゃないし……

お昼休みを挟んでダートコースに移動。
「鳥のもも肉炭火焼き」と「美味しいお米のおにぎり」が参加者全員のお昼ご飯。
皆でワイワイの時間はいいものです。

テクニックステージタカタを走るのは14年ぶり。

ターマックでは分からなかった限界挙動がダートコースに持ち込むとあからさまになります。

乗り心地もハンドリングも、車両運動の全てを拡大して見ることができるのがダートコースの特徴です。

と言うわけでデミオ用のビルシュタインダンパーのターマック&ダートのテストは無事に終了、
仲間も応援に駆けつけてくれて充実した秋の1日でした。






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ローダーひとっ旅

2016-11-18 21:25:11 | ドライブレポート
スバルFF-1を引き取りに長野県まで日帰りで行ってきました、荷物が多いので荷台にサンバートラックを積んで。

厚木でローダーを受け取り相模湖I.Cから中央道………
には入らず、そのまま国道20号線を走り上野原、大月、笹子峠(トンネル)を抜けて甲府市へ。

中央線と中央高速道、甲州街道(国道20号線)は同じ谷間を縫っているので、国道に飽きたら最寄りのI.Cから高速道路に入れます。

甲府市の先、長坂あたりから諏訪湖の脇を抜けて松本に至る道中はむかし何度か通っているはずなのに、見たことのない景色が続きます。

太平洋側から日本海側に川の流れが変わると、国道の落ち葉が多く山肌も一層色濃く見えます。

トラックでドライブして何が楽しいかって?

まず運転席からの見晴らしがいい。
それに重い車体と相談しながら動かす面白さ。
エンジン回転を合わせてショックなくクラッチ操作ができるとこれだけでも嬉しい。
大きなサイドミラーでリヤタイヤのインカットを確認。
ちょっと寄りすぎたか……今度はバッチリ……

甲州街道の旅6時間、全く飽きなかった。
スポーツカーのエキスがいっぱいの軽トラとローダー。
スポーツカー二段重ね!



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デミオ用ビルシュタインダンパー

2016-11-08 11:26:37 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
少し前に、デミオ4WD用のビルシュタインダンパーを製作して納めました。

その第二弾、同じマツダデミオですが今度は4WDではなくFFのMB車両向けのダンパーを製作しました。

純正ダンパーと入れ替えられる減衰力固定のシンプルなタイプです。

そのダンパーをダートトライアル向けに仕立てました。

テスト場所は「テクニックステージタカタ」広島県です。

11/20日にダートコースとミニサーキットを使ったタイムトライアルがあるので参加申し込みしました。

なんせ1日の中でダートと舗装と一気にテストできるなんてことは滅多にありません。

ダブルエントリーなので、もう一人のドライバーの声も聞けます。

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ゆらぎふらつきおくれ

2016-11-04 12:02:21 | NEWTON BRAKE

このサスペンション形式は何と呼ぶんでしょう、アライメント調整に入ってきました。


キャリアカーにビビオ二台を積んで浅間火山耐久レースに向かう途中のこと。
高速道路でトラックを走らせながら思ったことですが、道が平坦なら速度を一定に保つことはさほど難しくありません。

今回借りたクルマはエンジンパワーに余裕が無く、走行車線をトコトコ走らざるを得なかったのもあるのですが……

しばらくすると白い乗用車に追いつきました。

追い越し車線に出て前に出られればいいのですが、そんな余力はありません。

仕方なく前の車との車間を気にしながらついていくことに、つまり白い乗用車の後ろ姿を見続けたわけです。

このクルマ、車線の中を右に行ったり左に行ったり、
車間も近ずいたと思ったら思い出したように加速して離れていきます。
なのに一定速で走れないものだからパッシングしたくなるような距離まで近ずいてまた加速⋯⋯この繰り返し。
トラックの半眠半起運転と同じような怪しさ。

起きてるよ〜一生懸命走らせているよ〜このクルマいうこと聞いてくれないんだよ〜の汗が
周りに飛び散っているような光景でした。

ここのところ一定速度で走らない、または走らせることができないクルマが多い気がします。

車線の中をふらつく直進性の躾が悪い車もそうです。

レスポンスの悪さは渋滞の元。

一定速度で走れないのは追突事故の元。

真っ直ぐ走らないのは疲れの元。

心当たりありませんか?




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浅間火山耐久レース 2016 第五戦

2016-11-01 10:58:24 | イベントレポート
第五戦、二台エントリーして一台転倒!しかしリタイヤではなくそのまま走行。
成績はオープンクラス二位と三位、転倒車が二位!?でした。

シリーズ成績は全戦(五戦)参加した#99号車が優勝!
シリーズポイントは争っていたもう一台と同ポイントだったのですが、優勝回数で我々の勝ち。

雨が降ったら参加はやめよう……というのがチームの、いや私の中での決め事だったのですが、
一度小雨がさらっと降った程度で幸運にも晴れ続き。
なので今年は全戦参加が叶いました。

壊さない走りと、壊れないように工夫するクルマ作りがこのイベントのキモ。
速さを追求する前にこう言った下地作りが……

でも走りにしろクルマ作りにしろ具体的にどうする!

そこが面白いといえば面白い……のかな。

現地で森さんの知人が応援に見えました。

その方が自身のブログで浅間火山耐久レースの模様を紹介。
「KSvillage 軽井沢」で検索できます。
(#99号車#88号車がチームオリジナルボックス)


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都市伝説?

2016-10-28 11:37:17 | イベントレポート
* 浅間仕様ビビオのリヤラテラルリンク フルピロ仕様です。


サスペンションにピロボールを入れると動きがナーバスになると聞いたことがあるんですけど……
と時々お客さんに聞かれます、真顔で。

誰が広めた話か知りませんが、都市伝説の一つです。

乗用車のサスペンションとゴムブッシュの組み合わせは、ごく当たり前の組み合わせと言えます。

ただし乗用車に限ってです。

最近になって、積載重量が予想できる範囲の2トントラックなどで、サスペンションにゴムブッシュが使われている例があるものの、
支える重量が大きい場合は金属ブッシュです。

ゴムブッシュに話を戻すと…ゴムブッシュはチカラを受けると、あるいはチカラを伝えるときに必ず変形します、すると支点となっている位置が動きます。
片方に押されても静かにしていれば問題は少ないのですが、大きい荷重を受けてブッシュが底付き状態になると、元に戻ろうとする力も大きく、
入力が少しでも変動すると、それに応じてブッシュもすかさず動きます。
というよりも暴れまわると言った方がいいかもしれません。

振動を吸収して静かな走行を実現してくれるのは確かですが、ブッシュが暴れまわることで、タイヤの位置決めが曖昧になることは否めません。

そこでゴムブッシュをピロボールに変換すると、支点のブレがなくなります。
設計者が図面に書いた通りに、タイヤがストロークします。

フルピロと言われる、ゴムブッシュを全てピロボール(スフェリカルボールジョイント)に変えたクルマを走らせると、
タイヤノイズとかはうるさくなるもの、ブルブルとかユサユサとかの忙しい揺れが一切なくなり、ダンパーの減衰感を感じられる「静かな揺れ」になります。

浅間火山耐久レース仕様のビビオを、富士スピードウェイの広場でシェークダウンした時の印象は、強烈な一撃を食らわすに十分な、あるいは夢にまで見そうな………これにナンバー付けて走りたい!状態でした。

フルピロはナーバス?

ビビオを試乗したメンバーにはおそらく笑い飛ばされるでしょう。




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