高山陣屋潜入記7:「家の宗教」と宗教的帰属意識の剥落

2016-06-24 12:13:02 | 宗教分析

 

初実見切支丹即邪宗門定義的立札現物。尚原文如是。

 

一 切支丹宗門偽者是迄御制禁之通固く可相守事

一 邪宗門之儀者固く禁止候事

慶應     太政官

 

欧米批判是御触書後取下。禁制之感覚日本人改宗影響?而戦国時代切支丹爆発的増加、明治以降改宗者少数。其差異如何?国家神道・檀家制度等宗教組織形式的帰属担保。能想像新規不要、精神性如何?或自不改宗、改宗者容認的消極的受容?或二重規範存在?以新聞・小説・学校教育等検証必要。

最近吾疑超歴史的国民宗教性。一般曰日本不経験欧米的宗教戦争、然一向宗反乱・島原乱・僧兵如何(其政治闘争的反論有効?否。英国教会成立・仏新教徒戦争・三十年戦争等極政治的背景有。切離政治宗教思考今日的=近代的思考毒)?対政権反乱敗北、江戸時代管理体制産今日的宗教状況原型、明治以降国家神道与仏教放置其傾向強化。経三百年以上日本人宗教意識国家統制物。戦後国家神道消滅、以核家族化・都市流入「家の宗教」帰属意識希薄化、無宗教大半的状況惹起?実際、読売新聞1952年10月5・6日実施的全国世論調査、自身信仰宗教即仏教54.4%、神道3.2%、教派神道3.1%、切支丹2.5%、其他1.5%、無35.3%。一方「家の宗教」者仏教89.3%、神道2.6%、教派神道2.4%、切支丹0.5%、其他0.6%、無4.6%。注目仏教・無(宗教)個人与家差異。其約三割概一致。後地方若者出稼・家族形成過程家疎遠仏壇設置困難、仏教帰属意識希薄化促進(注:根無草不安創価学会等新興宗教吸収的要素留意必要)。今日無宗教約七割五分~八割、推自身仏教信仰者減少説明可能?(調査=日本全国二百四箇所撚選挙人名簿一万五千分一抽出率三千二名抽出。内二千五百七十二名解答)

無宗教意識今日的現象(推宗教儀礼慣習化者遡及可能)。昨今宗教関連著作、日本嫌一神教・特定宗教信仰多。其今日的状況逆算懐古的誤謬。非思想家之思想史、制度的変遷与民衆影響、民衆宗教意識之探求必須。


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