blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

ふるさとで見たもの

2012-05-26 21:42:45 | 休日
今日の午前中は例月の通院があって魚津市内に行った。
その後は、会社の某氏から頼みもしない植物のプランターをいくつももらっていたので実家に置いてきた。
いくつもあったところで狭い私の自宅では満足な環境を与えられないから仕方がない。

氏は自宅に菜園をこしらえていろいろな野菜を育てている。
個人でやっている分にはいいが、たまに突然会社に持ってきて昼時に無理やり配ったりするものだから、周囲のわれわれにとっては「ありがた迷惑」そのものである。
プランターにしても、とりあえず一度こちらが快く受け取ったと見るや、何の前触れもなく第二弾、第三弾と持ってきては聞きもしない「取扱説明」を始めるからたまらない。
私より20年ほど長く生きているわりには、ずいぶんアタマの構造が単純にできているようである。

今日の記事はその話をしたいのではなく、魚津で見たある光景である。
かつて私が在籍していた某旅行会社は、私の在籍時を含めてかれこれ10年以上魚津市内の某大型スーパーの中に店舗を置いていた。
今日病院に行く前にそのスーパーに行った時に、店舗の場所が白いシートで覆われていた。
貼り紙がしてあって、完全撤退ではなく同じ魚津市内の某所に移転すると書いてあった。
場所的に言うと、某スーパー内に移動する前の時代にあった店舗とよく似たところに「戻って」くるようなイメージとなる。

もう部外者である私が心配してもどうしようもないことだが、大型スーパーから小さな雑居ビルへという移転なので、移転そのものが経費節減などの消極的理由によるものと推測される。
駐車スペースもほとんどなく、地場では名の通った会社と言えども果たして店舗としてうまくいくのかと思う。
申し込みや手続きでない、ただパンフレットを1枚2枚ほしいだけの用事だったら、雑居ビルの「2階」に足を運ぶのは少し気が引ける。
店舗としての機能は最小限にして、県東部の営業拠点と割り切った上での選択かもしれない。

今の自宅がある富山市でも見ないことはないが、魚津市のような人口5万にも満たない小さな地方都市を走っていると、業種を問わず店舗の入れ替わりが本当に多いことに気づく。
コンビニあたりは足を運ぶたびにどこかがなくなっているような感じだ。
地形が厳しく平坦な場所が少ないため、今後いろんな店舗が「増える」ことは考えづらい。
新しい店は新しい場所にできるのではなく、閉店してしまった店の後を埋めるパターンがほとんどである。
最近は店舗の進出も西どなりの滑川市で増えているから、魚津市はすでに飽和状態なのであろう。
今はまだまだ新川(にいかわ)地域の中心ではあるものの、やがて開業する北陸新幹線の駅は東どなりの黒部市にできて魚津市にはできない。
悲観しすぎるつもりはないが、ふるさとが左前になっていく姿はできれば見たくないものだ。
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