ノーベル化学賞に2人の日本人が受賞したことで、大阪地検特捜部の暴走も、尖閣問題も、小澤氏起訴相当の「検察審査会」の存在の不思議さも、一気に後ろに追いやろうとするかのようなNHKを始めとしたメディアのはしゃぎぶり。
2人の化学者の業績は素晴しいものだと思うけど、「政治の不毛」や「司法の腐敗」と引き換えにはできない。
鈴木・根岸両氏の研究も2、30年前のもので、それがその後いろいろなものに応用されて、成果をあげているという事実はあるが、それより私は現在の日本の国立大学が「独立行政法人化」されて、目先の効率ばかりを数値化され、「ワーキングプアー」状態の研究者が大勢いるという現実の方が心配だ。
それと「ノーベル賞」を絶対視するのもどうかと思う。これも領土問題と一緒で、地球始まって以来の「権威」というわけでもない。
理科系の業績に対する授与に関してはまあ納得できるが、平和、経済、文学となると、どうかなあと思うのも過去にたくさんあった。
今年の「平和賞」は、中国の民主化活動家に贈られたが、多分これは台頭する中国に対する欧米の「お灸」だなと思った。
文学賞は南米ペルーの作家に。村上春樹にならなくてよかった。
そんなことになったら、さらにメディアの騒ぎはヒートアップしただろうし。
私は村上春樹の作品は特にいいとは思わない。それと春樹さんの「顔が好きになれない」。
顔立ちのことじゃなくて、顔の表情から受ける印象のこと。正直言って薄っぺらだなあという気がする。
ハンサムだから好印象を持つとは限らない。小泉純一郎元総理は整った顔立ちの人だったが、何か「狂的」な印象があって、好きになれない顔だった。
ついでにお父さんによく似た息子の進次郎も嫌だ。まだ俳優になった長男の孝太郎のほうがいくらかまし(私にとって)。
人材不足の自民党で重宝されて、無理矢理戦闘的なことを言わされて、「バカで哀れな奴」ではあるけど。
世襲という点では日本の「憎むべき敵」となっている北朝鮮では国の成立以来3代目の世襲最高指導者がお披露目された。
「社会主義国北朝鮮」で、政治指導者がなぜ世襲されているのか。
それは北朝鮮成立の過程と、最初の最高権力者に着いた金日成に「正当性」がなかったためだという。
金日成は朝鮮独立・抗日運動の一闘士に過ぎず、民衆の圧倒的支持の元、指導者の地位に就いた毛沢東やホー・チミンとはそこが違う。
それゆえ彼はソ連の後押しのもと、朝鮮戦争に踏み切るのだが、北の主導の統一の失敗、どころか同胞に多大な犠牲を強いる結果を残してしまった。
ここで金日成は失脚してもおかしくないのだが、彼は政敵や民衆の支持のある同志を理由をつけて粛清する行動に出て、権力を掌握していく。
北朝鮮に存在するのは北朝鮮労働党ではなく金日成党という個人党で、封建的王政が世襲で引き継がれているのと同じ。
世襲でしかつないでいけない体制、それが北朝鮮という国の現実、と言われれば納得のかの国の「世襲体制」ではある。
佐藤清文氏の「変われぬ北朝鮮」より。
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