雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

ハワイ王国復活!?

2005-09-30 20:17:37 | アメリカ
近く行われる上院での投票で、ハワイ州上院議員Daniel Akaka が提出した法案が決定される。ハワイが、完全に独立した政府か自己決定する権利を得ることが合衆国憲法に抵触するかどうかがその議題である(その声明文はこちら)。

北米大陸では、いわゆる先住民(indigenous people,カナダではFirst Nationといったりする)の処遇がやはり1970年代に取りざたされ、以前紹介したように米では絶滅しかかっていたNative Americansがカジノ産業で成金と化した。またカナダでも、Cree、Ojibwayといった名だたるFirst Nationsがいて、その女性たちと仏もしくは英国男性との子供(というか子孫)たち(「メティス」という)が1982年にFirst Nationsとして認められ、いろいろな商取引に自由に参加する権利を得たのは記憶に新しいところ。

ハワイも、上記先住民族とは大元の祖先は異なるが(ポリネシア諸島の祖先は同じアジアでも南アジア人といわれている)、同じように声を獲得しようという抗議行動が起こっても不思議ではない。ハワイは、先住民と多くの人種の混血民族で、あらゆる結婚の半分が異人種間によるもので、この数字は全米の十倍になるが、インディアンのように、失われた絆を取り戻したいのだろうと安易に納得していた。

しかしこの記事によると、裏があるらしい。かつての王政でも復活させるつもりかと揶揄したあとで、その法案の8(b)に注目している。内容は、ギャンブルの権利をハワイ州と連邦政府と交渉する権利を認めるというもので、インディアンのようにカジノ成金になりたいということだ。

もうひとつ考えられる裏とされているのが、ハワイの美しい景観ある高額の土地をハワイ民族の遺産として主張し全部返還させるというもの。周知のように、ハワイのめぼしい土地の所有者はハワイ人ではなくなっているため本当の金がハワイ自体に落ちにくい。

「Native Hawaiansは、Native AmericansたちのようにTribesとみせかけて、自分たちの目的を果たそうとしている」というのがこの記事の締め。真偽はともかく Akaka の顔って、不健康に肥えてない?これぞ政治家の顔!

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