『拒否できない日本』に書かれていたことを最近国会でそのまんま野党がさかんに利用しているのをみてると、政治家の程度が知れる。一ジャーナリストがインターネットで二年前に得た情報が国の中枢たる国会で議論されるのだとすると、国会はどうやらド素人の議論か結局公務員の茶番でしかないということだろう。どちらにしても国会議員は無用かもしれない。
『拒否できない日本』は確かにアメリカの「横暴さ」と日本の「腰抜け」を一瞥する機会ではあるが、あれをネタに与党を責めるとは笑止千万。ナイーブに過ぎる。以前ここで紹介したようにアメリカの法律による正当化は日本だけに強引に押し付けている「横暴さ」ではない。国内でもそうだし、中国に対してもそうした圧力はかけつづけている。
結局国と国の約束事は法律や条約によらざるをえないのだから、そこでいろいろな取引をしていくしかない。NY Timesには、ブッシュ政権の中国金融への圧力が載っていたが、中国の足下をみつつ、共産党の既得権益を手放させるために、民間銀行の外国人投資家や外国人のシェアへの制限などから手をつける模様(現行の法律での制限は25%)。もちろんその背後には、中国のエネルギー不足があまりに深刻であることをねらっていると思われるが、それを一方で見越して日本の高度の省エネ製品が将来買いされて株価や地価がバブルになっているのが最近の傾向。
そして結局日本の政治家は、日本の抱えている問題をすべてこの経済によるなりゆきまかせにしているようにしかみえる。こんなんで国の行く末は大丈夫なのだろうか。いやいや、それじゃ国会議員を馬鹿にしすぎている。もちろん一市民である僕の知らないところで政府の機関が情報を集め、虎視眈々と世界の情勢を窺っているんだろう、きっと。そうでなければ国の中枢じゃないもの、そうだよ、そうに決まってる。
『拒否できない日本』は確かにアメリカの「横暴さ」と日本の「腰抜け」を一瞥する機会ではあるが、あれをネタに与党を責めるとは笑止千万。ナイーブに過ぎる。以前ここで紹介したようにアメリカの法律による正当化は日本だけに強引に押し付けている「横暴さ」ではない。国内でもそうだし、中国に対してもそうした圧力はかけつづけている。
結局国と国の約束事は法律や条約によらざるをえないのだから、そこでいろいろな取引をしていくしかない。NY Timesには、ブッシュ政権の中国金融への圧力が載っていたが、中国の足下をみつつ、共産党の既得権益を手放させるために、民間銀行の外国人投資家や外国人のシェアへの制限などから手をつける模様(現行の法律での制限は25%)。もちろんその背後には、中国のエネルギー不足があまりに深刻であることをねらっていると思われるが、それを一方で見越して日本の高度の省エネ製品が将来買いされて株価や地価がバブルになっているのが最近の傾向。
そして結局日本の政治家は、日本の抱えている問題をすべてこの経済によるなりゆきまかせにしているようにしかみえる。こんなんで国の行く末は大丈夫なのだろうか。いやいや、それじゃ国会議員を馬鹿にしすぎている。もちろん一市民である僕の知らないところで政府の機関が情報を集め、虎視眈々と世界の情勢を窺っているんだろう、きっと。そうでなければ国の中枢じゃないもの、そうだよ、そうに決まってる。