マーサさんの記事にコーンブレッドの紹介がされたが、僕の方の話は、ちょっと下世話なもの。
あるコーンブレッドの掲示板Phorum5を眺めていたら、The Enigma of the Modern Cornbread Usageなるスレッドがあった。Enigmaといえば穏やかでない。意味は、「謎」だが、戦時中のドイツ暗号チームの名前だったはずだからだ。
フムフムとみてみたら、コーンブレッドの意外な使い方が載っていた。なんでもコーンブレッドは、アフリカにもあるが、コーンを粉にするときにどうしてもあまりみたいなものが出る。しかし余ったからといって捨てたりしてはもったいない。そのスレッドの著者によると、アフリカでは、自然から恵まれたものはすべて使い切らなければと考えている。そこでその粉を水で混ぜて、性の潤滑油として使うという。
だからといってすべてのひとがそうするわけではなく、今まで何人ものアフリカ大陸出身者に聞いた限りでは誰もいなかったという。それではだれがいってるんだ?ということになるが、何でもウェブ上のちゃんとした論文みたいなものに載っていたらしい。品位に問題があるといえばあるので、管理人さんが飛び込んで、「この記事の責任は持たない」と但書きしたが、そのあと、あるロシアの方が、ロシアでは、コーンミルにウォッカをまぜて確かにそうした用途で使うといっていた。ウォッカといえば、ポーランド産のズブロッカを学生時代にきちんと冷凍庫でトロトロにして頂いたが、あれにそんな用途があったとは知らなかった。
本題はここから。
こうした内容の記事は、なんとなくアフリカとロシアのイメージを損なう可能性がある。今回の僕のように面白半分で紹介しただけだとしてもあれよあれよと広まり、なんとなくイメージを形成していく。時には、意図的にこうした記事を垂れ流す可能性もあろう。というか、そんな勘ぐりをさせた事件が実際にあった。
以前中国の雲南省かどこかで日本料理店が「女体盛り」を摘発された。「女体盛り」が日本のきちんとした伝統で、そうした伝統を持つ日本人がいかに好色かと読めないことはないものだった。しかも僕が知っているだけでBBCに2回も出ている(数ヶ月インターバルをおいて)。なぜ同じ事件を取り扱った記事が2回も出なくてはならないのかとなかば憤って、その出所を追った。
探している途中でそんなことをしている暇はないことを思い出してやめたが、自分が調べた限りでは、中国の新聞に元記事と思しきものをふたつみつけた。オーナーが中国人であるところはホッとしたが、日本料理店のオープニングを飾るために日本の伝統である「女体盛り」をとかなんとか書いてあったと思う。
僕は金銭的にも知的にも下流階級の日本人ではあるが(司馬さんは西洋にあるような階級差は日本にはないといっていたが)、「女体盛り」なる日本文化をそれまで耳にしたことはなかった。「伝統」の定義は、『広辞苑』では、「ある民族や社会・団体が長い歴史を通じて培い、伝えてきた信仰・風習・制度・思想・学問・芸術など。特にそれらの中心をなす精神的あり方」、英語でのTraditionには、上記意味に加え更に宗教的な意味も付与される。聖書あるいはコーランに明示されてはいないが、語り継がれてきたもので、いずれにせよある民族の大部分が共有し、大事にしているものでなければならない。「女体盛り」が日本の伝統などと言語道断である。
思えば、日本語の「スケベ」が、英単語Skibbyになって、「日本人」の蔑称となった。『リーダース英和辞典』などには、「西洋人相手の東洋人売春婦」とも載っている。国際的な場で、日本人が好色であるという話題になるとよく出てくることばだが、その根拠とされるのが風俗業の値の高さだという(実際に僕は比較したことはない)。そんなときにはこういわせてもらった、日本人が好色なのではなく、貞操に価値を置いているからExpensiveになっているだけだ、と。
ちょっとお酒がはいってます。。。
あるコーンブレッドの掲示板Phorum5を眺めていたら、The Enigma of the Modern Cornbread Usageなるスレッドがあった。Enigmaといえば穏やかでない。意味は、「謎」だが、戦時中のドイツ暗号チームの名前だったはずだからだ。
フムフムとみてみたら、コーンブレッドの意外な使い方が載っていた。なんでもコーンブレッドは、アフリカにもあるが、コーンを粉にするときにどうしてもあまりみたいなものが出る。しかし余ったからといって捨てたりしてはもったいない。そのスレッドの著者によると、アフリカでは、自然から恵まれたものはすべて使い切らなければと考えている。そこでその粉を水で混ぜて、性の潤滑油として使うという。
だからといってすべてのひとがそうするわけではなく、今まで何人ものアフリカ大陸出身者に聞いた限りでは誰もいなかったという。それではだれがいってるんだ?ということになるが、何でもウェブ上のちゃんとした論文みたいなものに載っていたらしい。品位に問題があるといえばあるので、管理人さんが飛び込んで、「この記事の責任は持たない」と但書きしたが、そのあと、あるロシアの方が、ロシアでは、コーンミルにウォッカをまぜて確かにそうした用途で使うといっていた。ウォッカといえば、ポーランド産のズブロッカを学生時代にきちんと冷凍庫でトロトロにして頂いたが、あれにそんな用途があったとは知らなかった。
本題はここから。
こうした内容の記事は、なんとなくアフリカとロシアのイメージを損なう可能性がある。今回の僕のように面白半分で紹介しただけだとしてもあれよあれよと広まり、なんとなくイメージを形成していく。時には、意図的にこうした記事を垂れ流す可能性もあろう。というか、そんな勘ぐりをさせた事件が実際にあった。
以前中国の雲南省かどこかで日本料理店が「女体盛り」を摘発された。「女体盛り」が日本のきちんとした伝統で、そうした伝統を持つ日本人がいかに好色かと読めないことはないものだった。しかも僕が知っているだけでBBCに2回も出ている(数ヶ月インターバルをおいて)。なぜ同じ事件を取り扱った記事が2回も出なくてはならないのかとなかば憤って、その出所を追った。
探している途中でそんなことをしている暇はないことを思い出してやめたが、自分が調べた限りでは、中国の新聞に元記事と思しきものをふたつみつけた。オーナーが中国人であるところはホッとしたが、日本料理店のオープニングを飾るために日本の伝統である「女体盛り」をとかなんとか書いてあったと思う。
僕は金銭的にも知的にも下流階級の日本人ではあるが(司馬さんは西洋にあるような階級差は日本にはないといっていたが)、「女体盛り」なる日本文化をそれまで耳にしたことはなかった。「伝統」の定義は、『広辞苑』では、「ある民族や社会・団体が長い歴史を通じて培い、伝えてきた信仰・風習・制度・思想・学問・芸術など。特にそれらの中心をなす精神的あり方」、英語でのTraditionには、上記意味に加え更に宗教的な意味も付与される。聖書あるいはコーランに明示されてはいないが、語り継がれてきたもので、いずれにせよある民族の大部分が共有し、大事にしているものでなければならない。「女体盛り」が日本の伝統などと言語道断である。
思えば、日本語の「スケベ」が、英単語Skibbyになって、「日本人」の蔑称となった。『リーダース英和辞典』などには、「西洋人相手の東洋人売春婦」とも載っている。国際的な場で、日本人が好色であるという話題になるとよく出てくることばだが、その根拠とされるのが風俗業の値の高さだという(実際に僕は比較したことはない)。そんなときにはこういわせてもらった、日本人が好色なのではなく、貞操に価値を置いているからExpensiveになっているだけだ、と。
ちょっとお酒がはいってます。。。