博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

白内障薬物療法の可能性

2022年08月31日 | 科学
 私が前回の左目の白内障手術から、今回の右目の手術まで11年間もの間を空けてしまった理由の一つに、手術によらず薬物で白内障を根治できる可能性が見えたからです。日本経済新聞の2016年5月24日の報道によりますと、米国の創薬ベンチャー企業アキュセラ社が、2017年から白内障治療薬の臨床試験を始める予定という報道を行っていたのです。同記事によりますと、同社は別の創薬ベンチャーから、「ラノステロール」と . . . 本文を読む

古代インドの白内障手術

2022年08月30日 | 歴史
 3000年近い昔の古代インドで、様々な外科手術を開発した医師スシュルタ(SushrutaあるいはSusruta 正確な生没年は不明だそうです)もまた白内障手術を行ったと伝えられています。上の絵はスシュルタの白内障手術の想像図です(注)。驚くべきことに、彼はそのような大昔に鼻の再建手術(隆鼻術)を行っていたとされています。数多くの外科手術用具も開発していたそうです。スシュルタの白内障手術の方法とは . . . 本文を読む

古代ローマの白内障手術

2022年08月29日 | 歴史
 私が11年前の第1回の手術を受ける前に、ケーブルテレビの「ヒストリーチャンネル」で古代ローマで行われていた白内障手術の番組を見ました。医学の祖と呼ばれているガレノス(上の写真です)によって行われていた手術です。ガレノス(西暦129年頃 - 200年頃没)は、およそ1900年前のローマ帝国時代のギリシャ人の医師です。臨床医としての経験と多くの解剖によって体系的な医学を確立した人です。古代ギリシャ以 . . . 本文を読む

今回の私の白内障手術

2022年08月28日 | 身の回り
 8月24日の私の右目の白内障手術から4日が経過しました。一般的な白内障の手術は、超音波で病変した眼内の水晶体(目のレンズに相当する部位)を除去して、その後に人工水晶体(眼内レンズ)を挿入するというもので、20分から30分くらいで終わります。私が2011年7月19日に受けた1回目の手術がそうでした。ところが、今回の私の水晶体は症状が悪化して著しく固くなっており、超音波での除去ができないことが分かり . . . 本文を読む

私の人生で2度目の白内障の手術

2022年08月27日 | 身の回り
 ブログ主は、8月24日に福岡市城南区の自宅近くの眼科で右目の白内障の手術を受けました。私は2011年7月19日に当時居住していた富山市内の眼科で左目の白内障の手術を受けておりますので、人生で2度目の手術を受けたことになります。その当時の段階では、右目にも白内障の兆候は出ていたのですが、軽微なものでしたので、「ピレノキシン懸濁性点眼液」という目薬で病気の進行を抑える薬物療法を受けることになりました . . . 本文を読む