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4月17日(月)純情きらり

2006-04-17 13:46:45 | 芸能・スポーツ・ヒューマン
 NHKの朝ドラである。かつて50%を越えた「おしん」は、オバサンたちが自分の過去を慰めたんだね。「麦飯食え」。虐待されたことを涙ぐむというのは、特攻隊を哀れむとのと同じで、虐待に立ち上がろう革命精神はないんだね。現状肯定は日本人らしい。
 昭和12年が舞台のきらりなのだが、この子は今風に、いけいけ、ギャル演じています。プロ野球選手のすべてが年上女房もらうように、ナイスカップル大賞が、年上女房であるように、昨今の弱小男はこういう女性に惚れこむ傾向にあります。そのブームに実によく乗っているシナリオ。しかも、まさにバブル景気のフィギュアスケートのように、設定も愛知県、岡崎。ここはF1の中島悟の故郷でしたが、関係ないか。
 フィギュアスケートもバレエも、お金がかかる趣味だそうで、簡単にいえば「パトロンが必要」だということになる。そう言うことも、どうも最近は肯定されていて、このドラマも、ピアノ目指している妹に、長女が金持ちに嫁いで妹の東京芸大進学の学資を、そのダンナに出させようという、パトロン志願の本人肯定の政略結婚。まあ、そういうのも、ここまで露骨だと悪くはない。
 主役が、さくら子、友人が薫子、姉が桃子。どこぞのキャバクラでも最近流行りの源氏名で、しかも何だか読めない「明菜」以降の、なんだか安っぽい本名に比べれば、レトロ、復帰の感触もあり。銀座のふたご屋キャバクラの一人がさくら子ママだったねたしか。未婚で子供がいて、その子ロンドン留学で、何だかパトロンがいて、ガンになって、復帰して告白して、銀座じゃちょっとは有名だけど、いやな女ですが、それと似ているね。
 昭和12年の女学校というのは、男子の旧制中学のことで、音楽学校に進学したいというのは、東京芸大のことですよ。およそ1万人に一人。かつての「あぐり」も職業婦人の朝ドラだったけど、どこか悲惨に努力して、ひも亭主(それは吉行淳之介の父親だったけど)養ったという、苦労あったけど、今のところ「きらり」にはそれないね。昭和12年のイケイケなんですね。ちょっとは面白い。けれど、こういう年上女房系が流行るというのは、何だか疑問なんですよ。今日本は世界一年上女房願望が強いんじゃないかなあ。良し悪しだけど、悪しに思える。
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1 コメント

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ドラマ見てるんですか? (通りすがり)
2006-04-19 22:46:21
>長女が金持ちに嫁いで妹の東京芸大進学の学資を、そのダンナに出させようという



これは次女でしょ?



>姉が桃子



有森杏子(ももこ)



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