人間は弱くない。

皆さん＾＾こんにちは♪

ある日、秋風春風は酔いながら妻の頼みを聞いていました。

揺れる視線でキーボードを叩き、ついに「中国障害者芸術団　千手観音　My Dream」の

S席チケットを手に入れました。

妻の観たかった夢のチケットです＾＾

ようやく休みの合う日に選んだ４月１８日、１１時からの公演　東京厚生年金会館です。

最初に手話で女性の方が挨拶します。

その中の一言が忘れられません。

「折れたる花は　折れたままに　香りかぐわしく　花を咲かせる」

「すべての生命は尊厳を持つ　すべての生命は価値がある」

この言葉の意味は、障害を持って生まれて来ても私達は立派に花を咲かせる事が出来る。

そう感じました。

どんなに苦しくても、どんなに辛くても、我々には目の前に光がある。

不平不満を訴える声も出る。

優しく語りかける囁きも聞こえる。

しかし、それでも自分を不幸だと思う。

全てが満ち足りているのに・・・・・・・。

これが、秋風春風の感想。

そう、彼らの　あの演技と、笑顔。

そして、沈黙と暗闇の世界に閉ざされても　尚、溢れるばかりの心の強さに触れて。

　　　　　　　　　　　　「千手観音　My　Dream（私の夢）」

オープニング・・・・車椅子の彼女の歌。

聞いていると、知らずに涙が頬を伝わる。

出演者全てが語りかけるのは、心の中からの声、そして心の中から見る光だから。

　♪幸福の音色が聞こえない　　悲しみの理由が口に出せない♪

　♪辛い事が有ろうとも　立ち止まらない♪

　♪運命に　こうべ　を下げない♪

聴覚障害を持って生まれて来た皆さんによる「千手観音」。

どんな血の滲むような訓練と努力を続けて来たことか。

それでも、会場が割れるような大拍手すら彼女たちには聞こえないのです。

「中国障害者芸術団　千手観音」公式サイトはこちらです。

そして視覚障害を持った皆さんの舞踊「春を見に行こう」。

　　　　　　　　　　　　　さあ、自分の足で春を探しに行こう。

　　　　　　　　　　　　　　自分の手で春を触れに行こう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　心で春を見に行こう。

彼等を動かすのは、視覚を失いながらも心で感じ、心で見ようとする「心の躍動」でしょうか？

演技する仲間との動きを計るのは、杖と、身体に繋いだロープです。

そして、激しい動きの踊り「黄土高原」にいたっては、障害者の皆さんとは思えない見事な

踊りを披露。

聴覚障害を持ちながらも太鼓をリズム良く打ち鳴らし、全身の力を解放し一糸乱れぬ動き！

この「千手観音　My Dream 」との出会いは我人生最大の出会いだったかも。

人間は諦めては駄目、どんなに辛く悲しくても、My Dream（私の夢）に向かい

頑張り続ける事を教えてくれました。

 

約２時間のプログラム

歌、演奏、歌劇、演舞の数々でした。

鳴り止まないグランドフィナーレの拍手！

私は久々に心を洗われた時間でした。

 

涙も　いっぱい流れちゃいました。

こんなに感動して、そしてパワーをもらえるなんて。

皆さんも是非、見て下さい＾＾

自分が不幸だと思った時、つまずいた時、優しさが欲しい時。

絶対に心を癒してもらえるから。

私も妻も、精一杯に感激の拍手を叩いていました ！

幕が降りても拍手が止まず、３回ものカーテンコールに応えてくれた皆さん。

ありがとう！

 

秋風春風夫婦が一生懸命にふってた旗です＾＾記念品です。(⌒▽⌒)アハッ！