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名古屋の花梅

2012-03-19 11:13:14 | 愛知、三重 梅の花旅

 知多半島を北上して名古屋市内へ入りました。

 

 最初に訪ねた所は緑区にある大高緑地です。

 

 緑溢れる園内には野球場、テニスコート、デイキャンプ場などが備わり、「都会の中の身近なオアシス」がコンセプトのようです。

 

 まっすぐ梅園へ向かいました。

 梅の花はほぼ満開でした。

 咲き誇る梅の木々の中を、香りに包まれて散策しました。

 ここの梅園は理屈抜きにただただ綺麗。

 他に言葉も見つかりません。

 

 

 

 時刻は16時に近づいていました。

 少し肌寒さも感じ始めたので、次を急ぎます。

 20分弱で着いた所は南区の笠寺公園です。

 ここは見晴台という丘陵地で、かっては海に面していたのだそうです。

 弥生時代の集落跡があり、考古資料館の横に手頃な広さの梅園が設けられていました。

 

 

 全国津々浦々に梅園はありますが、花の盛りはあっと言う間に終わってしまいます。

 散り急ぐ花を思えば、気もそぞろとなり、先を急ぎました。

 

 次に伺ったのが、名古屋市農業センターでした。

 しかし門の前まで行くと、係員が駐車場の扉を閉め始めていました。

 どんな施設でも多くの場合、入園締切時間は閉園30分前が普通です。

 それを予測して急いだのですが、ギリギリ4時半ジャストの到着となってしまいました。

 

 門の前に車を停めると、係員の女性が車の横へ来て、「入場は4時半までです」と告げました。

 「そうですか!」と私。

 「残念だな~ 東京から来たのに・・・」と呟きました。

 係員の方が「わざわざですか?」と聞かれたので「はい」と答えました。

 

 (名古屋市農業センターだけが目的ではありませんが、嘘ではありません。)

 

 すると、何ということでしょう、別の係員の方を呼んで、閉めかけた駐車場の扉をもう一度開けてくれたのです。

 

 そして、「閉園は5時ですから、それまでどうぞ。右手に枝垂れ梅が沢山咲いていますよ。」と言って、私を園内に導いてくれました。

 

 オー 何と言うことでしょう、素敵、嬉しい!

 

 こんなふうに思いがけない親切を頂くと、それだけで名古屋が大好きになってしまいそうです。

 

 しかも、この名古屋市農業センターは700本もの枝垂れ梅が咲き、全国的にも名を知られた梅の名所ですから、もし入れなかったら、さぞかし悔しかったことだろうと思います。

   

 何はともあれ、ご親切を無にしないように、枝垂れ梅の咲く園内を駆け足で見て廻りました。

 

 さすがに陽が陰り始めましたので、写真の写りはよくありません。

 しかも、この時点で三分咲きだそうです。

 満開であれば如何に、と思える光景が広がっていました。

 

 

 

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