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ペナン 雪国と同じ

2011-03-06 10:48:01 | マレー半島 花の旅

 天后宮(Hainan Temple)は1895年に建てられ、1995年に現在の建物に改築されたそうですが、19世紀に海南から移民し、ジョージタウンでコックや船員として働いていた人達のために建てられたそうです。

 

 

 更に西へ進むと、レイス通りと交差する場所に、一階が眼鏡屋、二階がホテルとなる建物があります。

 この建物はありし日の時代を感じさせながら、ノスタルジックな雰囲気を存分に放っていました。

 

 

 レイス通りを北へ進んだその先に、大陸から渡って来た華僑の大富豪で、19世紀のジョージタウンを仕切ったチョン氏の邸宅があります。

 外壁が青く塗られ、ブルーマンションと呼ばれる建物の前まで行ったのですが、残念なことに解放時間が過ぎていたので、柵の外からの見学となってしまいました。

 

 

                          

 

 そこから引き返して、レイス通りを南下し、途中で突然現れた孟加里回教堂(Benggali Mosque)などを眺めながら、コムタの方角へと歩を進めました。

 突拍子も無い話で恐縮ですが、私は昔、転勤生活で新潟に住んだことがあります。

 海に面した新潟市より山側に入った豪雪地帯の町では「がん木」と呼ばれる構造物がありました。

 

 「がん木」は商店街に連なる店舗前の通路に雪を避ける為の庇を出して、その庇が繋がり、客が不自由なく歩けるアーケードのような構造物です。

 そして、以下の写真をご覧下さい。

 ペナンには全く雪など降ったことはない筈ですが、私が上で説明した「がん木」と全く同じ構造物を目にしました。

 

 興味を持って調べると、どうやらこれは「騎楼」と呼ばれる建築洋式で、スコールの多い福建省などのエリアで工夫された構造物とのことです。

 

 新潟とペナン、「がん木」と「騎楼」、思わぬ所で思わぬものが繋がりました。

 

 

                      

 

 「犬も歩けば棒に当たる」の諺通りで、今日も一日、大満足でした。

 

 さて、そろそろお腹も減ってきたことですし、今夜も夕餉は、気の良いおばちゃんに会える「大東酒楼」で頂くことにします。

 

 

                          

   追伸です。

 食後に注文した叉焼飽(チャーシュー肉まん)、これまた絶品でした!


 

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