幹線道路A83を走りつづけ、やがて建物の密集する街の橋を渡ると、水面に沢山のボートが浮かんでいました。
昨日、今日と見てきた光景と趣が異なり、濃密な人の気配に溢れています。
昨日のスコットランドの山と湖の夢から目覚めていない私の目には、全くの別世界のように映ります。
そして、ボートが繋留されている横には鉄道の駅があり、電車が停っていました。
簡単にホームに入ることができたので、まるで鉄道少年のように電車の前に廻ってパチリ、ついでに車内に入り込んでパチリ。
一度ぐらい電車にも乗ってみたかったのですが、 オオッ! これって無賃乗車ですか?
そして、この辺りで、名残惜しくも、スコットランドのハイランド地方とはお別れです。
今から真直ぐにグラスゴー(Glasgow)へ向かうと、植物園の開園時間前に着いてしまうので、時間調整を兼ねて、ペイズリー(Paisley)へ寄ってみることにしました。
ペイズリーはペイズリー柄で有名な工業都市です。
小雨が降っていましたが、街の中心部はそれ程広くなさそうだったのでコインパーキングに車を停めて、歩いて街を巡ってみました。
ここの博物館は世界最大のペイズリー織のコレクションがあるとガイドブックに記載されていたのですが、残念、開館前でした。
博物館と同じ建物の横が図書館で、扉が開いていましたので、何かあるかもしれないと思い、入ってみましたが、
普通に本が並んでいるだけでした。
しかし、天井が高い為か、二階まで書架が積み上がっている様子は日本では見かけない光景です。
今こうして、旅の写真を見直してみると、花の旅とは言いながら、
何だか、好奇心のままに「手当たり次第に」歩き回っているのがバレバレです。
ペイズリーの町からグラスゴーは目と鼻の先です。
私はてっきり、エジンバラがスコットランドで最大の都市だと思っていましたが、グラスゴーは人口75万5千人を擁し、スコットランドで最大なのだそうです。
そして、いよいよ、そのグラスゴーの街へ入ってきました。
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