安来市広瀬町のヒガンバナで、今日の予定先は全て訪問を済ませました。
山陰で訪問を予定している残りの施設は「松江フォーゲルパーク」「しまね花の郷」の後二つです。
今日中にその二つを巡ってしまえば「花の旅」の主目的は達成します。
会社勤めの頃なら間違いなくそうしたはずですが、今回は無理に急ぐ必要はありません。
それと実は、とっとり花回廊のインフォメーションコーナーで、今宵松江城を中心に燈籠を使った幻想的なイベントがあるとの情報を入手したので、できることなら今夜は松江に居たいのです。
地図を見ながら、夕刻までに、無駄のないスケジュールで松江に到着するルートを考えました。
その答えが、境港を経由して美保関へまわり、様子を見ながら松江へ向かうというものでした。
さてさて、どうなることやら。
結論から申せば、・・・いやいや、言わぬが花でしょう。
安来でナビに、境港水木しげるロードを目的地にインプットすると、ナビは米子市を抜け、弓ヶ浜を通り、境港へ至るルートを示しました。
経由地の殆ど全てが私にとって未体験の場所です。
大いに興味が膨らんできます。
出発進行!
米子市街を抜けると、右手松林の中に海が見えてきました。
松林の中の弓ヶ浜展望パーキングエリアへ車を進め、潮風を求めました。
海岸に立つと右手には大山が聳えています。
左手の美保湾の先に美保関が望めます。
海は穏やかで、パーキングエリアでサーファー達が波の様子を伺っていますが、この静かすぎる波でのサーフィンは多分無理でしょう。
パーキングエリアに「大山パークウェイ」が赤いラインで紹介されていました。
そうか! 今日私が走るのは、大山パークウェイそのものなんだ。
そうか、そうだったんですか、お勧めコースなのですね。
パーキングエリアから暫く走ると米子空港の表示が出ていましたが、なんと「米子鬼太郎空港」と記載されてます!
ゲゲゲ、鬼太郎はこの地ではあのニューヨークに於けるJ.F. ネディーと同じ扱いです!
いやいや、ホントに興味深いことが経験できます。
また暫く走ると右手に「夢みなとタワー」の表示があったので、寄り道しました。
ひまなので、ダボハゼみたいに何にでも食らいつきます。
鮮魚センターを覗いてみました。
足を伸ばせば左右に1メートル近くありそうな蟹が水槽に横たわっていました。
鮟鱇がでかいし、安い。
明日帰るスケジュールだったら間違いなく購入していたでしょう。
どこの街へ行っても、市場を覗くのは本当に楽しいものです。
その地方独特の特産品に出会うことができますから。
鮮魚センターを出て海岸へ行ってみました。
堤防に沿って自家用車が並んでいましたので、何かな?と思って近づいてみると、家族連れが堤防の上で潮風を浴びながら釣りを楽しんでいました。
「何が釣れるの?」と男の子に聞くと、はにかみながら足元のバケツを指さします。
お母さんがアジとかイワシですと答えてくれました。
ほっほー、釣れていますね~。
群れが回遊してくると、入れ食い状態だそうですよ。
今夜の献立にもうひと頑張りですね。
大山を望みながら家族で釣りを楽しめるなんて、きっと平和で長閑な毎日なのでしょう。
野に咲く花のような、ほのぼのとする光景に出合えました。
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