走り出して暫くすると、日本では見かけない標識を目にしました。
「馬に注意」ですよね。
そして、交通事故。
追突された車が、レッカー車に乗せられるところです。
私は、尚一層の安全運転を心がけて南へと向かいます。
桜の花が過度の緊張を解してくれました。
この辺りで考えていたことは、ニューヨーク市内をどうしようか?です。
ボストン市内でさえも、渋滞と駐車に苦労しましたから、できることならニューヨーク市内へ車で入るのは避けたいところです。
東京でも、銀座へは車で行きたくありませんので、ニューヨークならなお更です。
無難なのは、郊外の駐車場に車を止めて、電車で市内に向かう方法ですが、適当な駅が見つかるでしょうか?
そんな折、目にしたのが乗り合いバスです。
そしてパーク・アンド・ライドという看板が目に入ります。
そうか、それも選択枝の一つだった。
高速道路脇に、地下鉄の駅が気に掛かります。
高速道路の横を走る、列車の頻度も気になりました。
そして頻繁に目にするのが、事故。
大型トラックが乗用車に追突しています。
ロサンゼルスでは、アメリカでは車間距離も十分で、マナーが洗練されていることに感動しましたが、全ては思い違いでした。
同じ国でも、太平洋側と東部では交通マナーが全く異なります。
ここでは前の車との車間距離が多少でも開くと、横からスーと入ってきます。
乱暴という程ではないのですが事故が多いのも当然です。
名古屋ほどではないにしても、東京と同程度でしょうか。
そんな時、始めてニューヨーク(New York)の文字を目にしました。
陽も西に傾き始めました。
ニューヨーク市内へ向かうルートとの分岐点で、再び事故を目撃しました。
乗用車の横が凹んでいます。
このような事故現場では必ず渋滞が発生します。
更にハイウエーの電光掲示板は、この先の事故に伴う大規模な渋滞を告げています。
周囲は暗くなり始めました。
四車線に車が数珠繋ぎ状態です。
現場では道路中央に大型トレーラーが動けなくなっていました。
しかし、その場所以降、一時間以上も渋滞を余儀なくされた車が猛スピードで先を急ぎ始めました。
私は東京の首都高速並みに、頻繁に出現する分岐点をこなすのが精一杯でした。
何度も分岐点を間違え、修正の為にハイウエーを出戻りしながらモーテルにチェックインしたのは8時半を過ぎていました。
これでは、この先が思いやられます。
どうしようニューヨーク。
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