バーストーのモーテルを早朝5時過ぎに出発し、1時間以上砂漠の中を走り続けて来ました。
砂漠の夜明けとともに始まった、光のページェントは感動的でした。
ハイウエーが砂漠の小さな丘を廻り込みながら台地の上に登り、再びの直線区間に入った時、左手の山が朝焼けの中でレンガ色に染まり始めました。
朝の太陽は秒を待たずに光を変えます。
今のこの瞬間をカメラに収めておきたい。
私は迷わずハイウエーの路肩に車を停めると、カメラだけ持って車外に降り立ちました。
ハイウエーですから道路を横切ることまではしませんが、停めた車の横でゆっくりと構図を選んでシャッターを切り、次に、今来た道と高速で走り抜けるトラックの姿をカメラに収めました。
ウーン、やっぱり車から降りると、しっかりとした写真が撮れるナ~、と自己満足しながら愛車に戻ってドアを開けようとノブを引くと。
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・
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!!! ドアが開かない!
え!
キーは?
ハ ン ド ル の 横 に 刺さってる!!!
車の周囲をぐるり周って、開くドアがないかと、無駄な努力もしてみました。
ア”----------、参ったなこれは。
通りすがりの車を止めて、誰かに助けを求めるしかありません。
今は朝の6時半。 それ程交通量は多くないものの、大型トラックに混じって、時折小型車も通り過ぎて行きます。
大型トラックは止まってくれる気がしなくて、小型車狙いで手を振って助けを求めました。「おーい」(こんな時は、日本語です)
運転手と視線が合いますが時速70マイルで走行中の車は中々止まってくれません。
私も経験がありますが、気付いてブレーキを踏んでも止まるまでに距離が必要ですから、止まりたくても止まれないんですよね。
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